兄弟姉妹でピアノを習う家庭は多い
こんにちは、婿殿ヒロです!
上の子がピアノを習い始めると、下の子もそれを聞いて育ちますよね。
下の子は物心ついた時からピアノに触れられる環境になっていることが多いので、上の子の真似をしてピアノを弾きたがることが多いんです。
実際に、我が家も娘(=お姉ちゃん)から5歳離れた息子(=弟)がいますが、ママのお腹にいた頃からピアノを聞いていたので、産まれてからもずっとピアノが大好き。
息子はまだ幼稚園児ですが、赤ちゃんの頃からお姉ちゃんのピアノ練習を毎日聞き、ピアノの発表会やコンクールにも付き添って大人しく聴いていました。
周りの幼児たちが泣いてしまう中で、よくあんなに大人しく座っていたものだと関心しています。
(本当はオモチャを買う約束をして買収しました、、、)
とはいえ、息子はクラシック中心に毎日曲を聴き続けていたので、3才になる頃にはピアノのイントロだけで曲名や作曲家を言い当てるほど熱中していましたね。
「ショパン!!!」
「これはノクターン!!」
ん〜あの頃が懐かしい(笑
結局お姉ちゃんの後を追って、幼稚園入園と同時に4歳でピアノを習いはじめた息子は、ピアノの練習も大好きだったせいか驚くほど上達が早かったです。
ピアノを習い始めて半年後には、ブルグミュラーコンクール【地区予選】で優秀賞に入り、1ヶ月後のブルグミュラーコンクール【ファイナル】では見事に3位のブロンズトロフィーを受賞しました。
(息子のコンクール記事はコチラ↓)
【ブルグミュラーコンクール】地区大会の幼児部門で、優秀賞を受賞したピアノ歴半年の4歳児
【ブルグミュラーコンクール・ファイナル】幼児部門で銅賞を受賞したが、重要なのは全国レベルを体感できたこと。
【ブルグミュラーコンクール・ファイナル】幼児部門で銅賞となった審査員評価と、さらに上を目指すために必要な壁。
我が家に限った話でなく、これまで30年間ほど私自身もピアノ教育の現場を見てきましたが、やはり兄弟姉妹で習っているご家庭は本当に多い印象ですね。
音楽の持つ魅力と、ピアノの魔力でしょうか?
上の子がピアノを弾けば弾くほど、下の子もピアノの音色に引き込まれてしまうのかもしれません。
「上の子はピアノを習っているから、下の子は別のことを習わせたいな〜」
なんて考えの親御さんの意見も聞きますが、私としては「ぜひ下の子にもピアノを習わせてあげて下さい」とオススメしたいところ。
ピアノの音を赤ちゃんの頃からたくさん聞いて脳で覚えているような子は、実は音感の面でも結構有利だったりしますので、早いうちから才能が開花するかもしれませんよ!
(習い事はやっぱりピアノ一択ですね↓)
習い事に【ピアノ】をお勧めする理由は、幼少期から【努力】と【成功】を学べること。
【ピアノ】を習う費用は予想以上に高いが、子供の人格形成への投資と考えるべき。
兄弟姉妹のピアノは比較される
スポーツでも同じことが言えますが、上の子と下の子が同じ競技をすると、どうしても親御さんや周りの親戚からは比べられてしまいます。
これは子どもにとってはあまり嬉しいことではありませんよね。
お子さんそれぞれのピアノの音色があるので、本来であればピアノの演奏は比べるべきではありません。
ましてやピアノコンクールでもない限り、優劣をつける必要もありません。
それでも、やはり親御さんは毎日聴いてきただけあって比べてしまうんですよね、、、
「上の子はもっと上手だったのに、、、」
「下の子はやっぱり才能があるかも」
思っているだけなら構いませんが、直接本人に言うのはやはり避けるべきです。
比べられて負けた子は、その後のピアノのモチベーションが大きく下がってしまう可能性があるので注意して下さいね!
細かい話をすると、幼少期の子どものモチベーションは周りから(特にママパパから)褒められる「承認欲求」がものすごく優位なので、ピアノを弾いていたらどちらの子も褒めるようにするべきなんです。
(褒めることは本当に大事です↓)
子どもを〈ピアノコンクール〉で入賞させるためには、適切なタイミングで【褒める・励ます】を怠らないことが大切ですよ
ちなみにこれと矛盾しているようですが、我が家ではあえて下の子を上の子の前で褒めたことがあります。
その理由は、お姉ちゃん側がコンクールが近づいてもモチベーションが上がらず、ダメ元の「劇薬」としてあえて弟のレベルが上がってきていることを思い知らせることで、本人の危機感を煽りました。
失敗すれば辞めるとも言い出しかねませんが、本人は無事にそれをバネに再奮起したおかげで、無事に弟を超える入賞を果たすことができたという経緯があります。
(娘の受賞記事はコチラ↓)
【ブルグミュラーコンクール】小学3・4年B部門での優秀賞から感じた、一度自信がついた子供の強さ。
【ブルグミュラーコンクール・ファイナル】小学3・4年Bの出場で、家族全員の協調性が求められることを痛感した。
【ブルグミュラーコンクール・ファイナル】小学3・4年Bの銀賞受賞と、審査員評価から予測する採点基準
親御さんがお子さんの性格をよく把握した上で、リスク承知であえて「兄弟姉妹を比較する」ことは最後の手段として有効かもしれませんが、基本的には上の子も下の子もそれぞれの良さを褒めるスタイルをとる方が無難ですね。
兄弟姉妹でピアノを取り合う喧嘩をする
これは嬉しい悩みかもしれませんが、兄弟姉妹でピアノを習ってある程度上達してくると、どちらも練習したがるのでピアノの取り合いになります。
まぁ、要するに喧嘩ですね(笑
我が家は小学生のお姉ちゃんと5歳離れた幼稚園児の弟なので、さすがに喧嘩にならないかなと思っていましたが、全く関係ありませんでした。
毎日のようにピアノを取り合って喧嘩していますよ、、、
上の子が弾けば下の子が、下の子が弾けば上の子が、結局どちらも弾きたくなるんですよね、どうしても。
ピアノってやっぱり本当に魔力があるんだと思います。
どちらも練習しないよりは嬉しいことなのですが、ピアノが原因で仲が悪くなってもらいたくもないので、取り合いになってしまった時の対策を講ずる必要がありますよね。
ピアノを2台用意する
結論から述べてしまうと、ピアノを2台用意しました。
「そんなお金ないよ」
「2台もピアノを置くスペースなんてないから」
いえいえ、それは我が家も同じなので、1台はアップライトピアノ、もう1台は電子ピアノです。
そしてアップライトピアノは1階のリビングに、電子ピアノは2階の私の書斎に置いて、両者をしっかり離してあげたのです。
もちろん練習はアップライトピアノ中心ですべきですが、これはピアノの取り合いになった不測の事態用。
その時にどちらかが電子ピアノで練習すれば良いんです。
「え〜〜〜どちらも電子ピアノが嫌で譲らなかったらどうするの?」
はい、譲り合う方法はご家庭ごとに考えて下さいね(笑
でも2台あることで、少なくとも「今すぐピアノが弾きたい」という欲求は叶う。
このモチベーションの時に練習するのは、たとえ電子ピアノでも成長に繋がりますから、絶好の機会を逃すのは勿体無いですよ!
ちなみに最近の電子ピアノは十分すぎるスペックですから、このように単発の練習であれば何も問題ありません。
(電子ピアノの考え方はコチラをどうぞ↓)
最近の【電子ピアノ】は、ピアノ入門者にとっては十分すぎるスペック!
「安い電子ピアノは意味がない」という考え方は正しいの?それとも間違いなの?!
仲良くピアノを練習するために
兄弟姉妹は最終的にはライバルになるかもしれませんが、それで良いと私は考えています。
むしろ一番大切なことは、良い家庭環境の中で〈切磋琢磨〉し合うことではないでしょうか?
家族がギスギスした関係の中であれば、どんなにピアノが上手くても気持ちよく弾けませんし、子どもまでイラついてしまいますよね、、、
兄弟姉妹に仲良くピアノを練習してもらいたい親御さんは、普段から家庭内の雰囲気を大事にして下さいね。
親御さんがヒステリックなのは絶対にNG!! 夫婦喧嘩もダメです!!
(ピアノの先生が怖いのだけは許してあげて下さい、、、)
穏やかな家庭環境の中で伸び伸びとピアノを練習すれば、必ず兄弟姉妹それぞれが独特の音色を奏でてくれるようになりますから、家族揃ってピアノ大好きな一家になることでしょう。