【ブルグミュラーコンクール・ファイナル】小学3・4年Bの銀賞受賞と、審査員評価から予測する採点基準

コンクール



ファイナリストが選択する課題曲の偏り

 

こんにちは、ヒロです。

 

今回は我が家の長女がピアノコンクール・ファイナルで実際にどのような評価を受けたのかを報告しますが、その前にまず出場した【小学3・4年B】の課題曲別の人数を以下にまとめます。

 

①ブルグミュラー25の練習曲 第20番「タランテラ」: 5名 ← 我が家の長女はココ!

 

②ブルグミュラー25の練習曲 第14番「スティリエンヌ」: 4名

 

③ブルグミュラー25の練習曲 第25番「貴婦人の乗馬」: 10名

 

④ブルグミュラー25の練習曲 第12番「別れ」: 3名

 

⑤ブルグミュラー25の練習曲 第9番「狩り」: 1名

 

⑥ブルグミュラー25の練習曲 第11番「せきれい」: 4名

 

⑦ブルグミュラー25の練習曲 第19番「アヴェ・マリア」: 1名

 

⑧ブルグミュラー25の練習曲 第21番「天使のハーモニー」: 2名

 

⑨ブルグミュラー25の練習曲 第24番「つばめ」: 1名

 

⑩ブルグミュラー25の練習曲 第15番「バラード」: 2名

 

⑪ブルグミュラー25の練習曲 第22番「舟歌」: 1名

 

⑫ブルグミュラー25の練習曲 第10番「やさしい花」: 1名

 

⑬ブルグミュラー25の練習曲 第16番「あまいなげき」: 1名

 

以上、合計36名のファイナリストでのコンクールとなりました。

 

プログラム上では上記がランダムに演奏されるので、会場で聞いている分には「この曲多いなぁ、、」程度の感覚なのですが、全体を通して数値で比較すると曲ごとに偏っているのが解ります。今回はファイナルなので、この数はすなわち地区大会で優秀賞を受賞した曲ごとの数となりますが、実際にこれだけ偏っているのですね。

 

つまるところ、激戦区の曲で勝負するのか、それを避けてでもインパクトを与える自信のある一曲に仕上げるのか、ここが鍵となります

 

重圧と緊張と、、、。一発勝負で打ち勝つためには?

 

さて、我が家の長女の本番の演奏の出来ですが、結果的にはミスタッチ1回のみ。表現力についてはこれまでの練習を振り返ると8割は出し切ったかな?といった仕上がりでした(本番で100%などまずあり得ませんので)。しかし、「タランテラ」という緊張感のある曲を、素人目でみても気迫ある演奏で弾ききったという意味では過去最高の演奏でした。

 

簡単に書きましたが、このミスタッチが出るかどうかは、家族全員が心臓バクバクで聞いていることになります。頼むから弾ききってくれ、、、そんな息がつまる思いで演奏にのめり込むわけですね。いくら練習が完璧でもこの時ばかりは家族揃って力んでしまいます。ちなみに、私の妻は毎回頭痛になるほどの酸欠で、ロキソニンを飲むレベルで緊張していますが、、、(笑)

 

実は私自身も過去にステージで度々ピアノを弾いた経験がありますが、本番に初めて弾くピアノは、鍵盤の重さから音の響きまで、弾いてみないと全く分からないのですよ。そして今回のピアノはなんとSTEINWAY&SONS(一般的にスタインウェイと呼ばれる)。世界最高峰とまで言われるピアノで、長女も勿論弾いたことすらありません。むしろ触れたことすら私は羨ましかったですが、、、、。

 

ということで、ミスタッチが無いのは理想ですが、一発勝負の世界、さらにファイナルの舞台で、重圧と緊張は凄まじい状況です。小学4年生の我が家の長女も、ピアノを弾く姿はもはや別人になります。結局のところそれらに打ち勝つには、毎日の練習量と本番に場慣れいているか、この2点だと私は考えています。



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審査員寸評と評点

 

審査員の先生方は前日の【幼児部門】同様ですが、ここでも繰り返し御略歴をまとめます。

 

審査員A(女性): 日本ピアノ教育連盟支部長日本ショパン協会支部長、講師。

 

審査員B(女性): ピティナピアノステップ運営委員ピティナクリスタルステーション地区代表、講師、ピティナ正会員。

 

審査員C(女性): 青少年コンクール委員審査部理事、講師、ピティナ正会員。

 

審査員D(男性): 某著名ピアニスト、講師。

 

審査員E(男性): アンサンブル・国際交流委員ピティナ地区ステーション代表、講師、ピティナ正会員。

 

それでは、さっそく我が家の長女の「タランテラ」に対する評価です。

 

審査員A: 積極的な音楽の運びで良いです。やや力任せの音になり惜しい。XX(←読めない字、、、)音を出しましょう。集中力のある演奏です。(評点8.5/10点満点中)

 

審査員B: 勢いがあります。よく練習していますね。連打はもう少し軽くてもよいかな、、、。解釈のしっかりした演奏でした。これからもレパートリーをたくさん増やしてね。(評点9.0/10点満点中)←高い!!

 

審査員C: この曲のもつ躍動感・激しさなどがよてもよく表現されていました。推進力のある演奏です。音の方向、和声をしっかりと意識して全体の構成をよく考えてまとめていました。(評点9.0/10点満点中)←高い!!

 

審査員D: 出だしから曲の雰囲気をつかんでいる演奏です!同じd-woll(←おそらくこのスペル)でいる間は弱い音でも緊張感をもって、しっかりとした音でメロディーは奏でましょう!音価等、細部に意識がいってて良いですね。あとはバランスをもう少し気をつけましょう!全体的に素晴らしい演奏でした。(評点8.7/10点満点中)

 

審査員E: 力強いタッチですリズムに躍動感が感じられます。中間部、xxxx(←読めない、、、)良かったです。左はもう少し軽めで良いかも知れません。テンポ軽快で良かったです。(評点8.7/10点満点中)

 

計5名の審査員評点の平均はなんと8.78点。かなりの高得点でした。そして過去の記事で書いた受賞の条件をクリアしているので、これはトロフィーも期待できます。

 

姉弟のダブル受賞なるか?!

 

結果はなんと、「ブルグミュラーコンクール・ファイナル」での銀賞受賞!!

 

弟のブロンズを超えた、シルバートロフィーです!ここは姉のプライドが勝りました、、、。それにしても姉と弟が同じコンクールの全国区で受賞したのですから、ここは素直に褒め称える快挙です。

 

そして第一に、毎日のように長女の指導にあたっていただいたピアノ教室の先生のおかげです。本当に感謝しかありませんね。多くの生徒さんが自然にこのような師に恵まれるわけはありませんので、育つ環境を探すというのも親御さん達の役目です。

 

普段からピアノの取り合いで喧嘩している真上に、立派な二つのトロフィーが飾られるようになりました(笑) これで喧嘩が減れば良いのですが、、、。

 

完。

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ピアノコンクールの出場カテゴリーと課題曲選択の重要性