産科ドラマ「コウノドリ」が大人気の理由
こんにちは、ヒロです!
皆さんは、産科の医療現場をテーマにした大人気TBS系ドラマ「コウノドリ」をもう観ましたか?
原作漫画の「コウノドリ」なら読んだことがある方も多いかもしれませんが、絶対にオススメなのは実写バージョンのドラマを観ること。

私は医療の人間ですが、日本に数多くある医療ドラマの中でも「コウノドリ」は現実をよく捉えていると思います。
(他の医療ドラマはわりと現実離れし過ぎてい流ので、観る気すらわかないことが多いです。)
さらにこのドラマは産科の現実と赤ちゃんを取り巻くストーリーなので、我が子の出産立会いを2回経験している私も本当に泣ける連続で、、、
テッシュ箱必須のドラマなので永久保存です(笑)

でもこの「コウノドリ」が爆発的に人気となった理由は、実はドラマで流れる音楽に秘密があります。
「コウノドリ」の主人公は【産科医師】と【ピアニスト】のふたつの顔を持っているのですが、原作漫画は活字なので、ピアノ演奏の情景がイマイチ伝わらないんですよね、、、
ドラマ化する前までは残念ながら読者の想像止まり。
しかし、実写版はこのあたり、さすがですね。
主人公役の俳優・綾野剛がピアニストとして演奏することになるのですが、メインテーマとしてどれも泣ける仕上がりで本当に脱帽します(マジで)。
圧倒的なピアノ曲のインパクトにより、視聴者たちの感動を何倍にも膨れ上がらせていることは間違いありません。

曲だけで泣けます、、、正直、ここまで人気になったのは曲の功績と言えます。
そしてこのメインテーマを作曲から実際のピアノ演奏まで全て担当したのが、日本の天才若手ピアニスト、その名は
【清塚信也】(きよずかしんや)
今回は、この人気急上昇中の天才ピアニスト・清塚信也について、実際の演奏も紹介しながら解説していきますね!
栄光から挫折へ、そして再び返り咲いた天才【清塚信也】
清塚信也は「日本人ピアニスト・四天王」のひとりです。(あ、私が勝手に作りました)
ちなみに他の四天王の記事はコチラ↓
① 久石譲
【久石譲】作曲者本人のピアノ演奏だからできる世界観!!オススメのジブリ名曲(動画)
【久石譲】ジブリ音楽だけじゃない!!日本が誇る作曲家の功績『Summer』『HANA-BI』他(北野武映画)
② 坂本龍一
【坂本龍一】音楽を研究し尽くして生まれた名曲。後世に残したい『教授』のピアノ演奏はこれだ!!
私が清塚信也の世界観が大好きなのはもちろんなのですが、実は栄光と挫折を味わっている人間味溢れる一面に惹かれています。
ピアノを本格的に習い始めたのはなんと7歳で、しかも本人曰く練習嫌いだったそうで。
(皆さんのお子さんもまだ間に合うかもしれませんよ!)
習い事に【ピアノ】をお勧めする理由は、幼少期から【努力】と【成功】を学べること。
習い始めて5年後には「全日本学生音楽コンクール全国大会」中学校の部で優勝していますが、その後の人生で人間不信になってしまい、大学入学後すぐに国外へ出てしまいます。
ピアノを学びにモスクワ音楽院へ留学したものの、そこでも上手くいかず、飲酒と放浪などで2年後帰国した頃にはピアノが嫌いになっていたそうで、、、
※詳しい経緯はウィキペディアをどうぞ→コチラ
その状態から一気にここまで返り咲いたのですから、尋常じゃない努力をしてきたピアニストだということは想像がつきますよね?
次はさっそく、天才ピアニスト・清塚信也が自ら作曲し演奏している動画をご紹介します。
「清塚信也の演奏を日本一聴いているんじゃないか疑い」のある私が、勝手ながらお気に入りのピアノ演奏としてTOP3を厳選させていただきました。
日本が誇る天才ピアニスト・清塚信也の名曲【TOP3】
第3位 candle 『コウノドリ』(2017)
第3位は『コウノドリ』シーズン2nd(2017年)の挿入曲。
序盤の軽やかなテンポから、終盤一気に音が重なって盛大に広がる曲調は、聴く回数を重ねるごとに心地よくなるんですよね。
TBS系 金曜ドラマ「コウノドリ」第7話で小松さんのためにサクラがBABYとしてではなくサクラとして演奏し大きな感動を呼んだ曲〈candle〉。
クールでシンプルなサウンドの中に凛とした強さや前だけを見る強い意志さえも感じさせる楽曲です。
引用元:ShinyaKiyozukaVEVOより
第2位 For Tomorrow 『コウノドリ』(2017)
第2位は『コウノドリ』シーズン2nd(2017年)のメインテーマ。
「え、For Tomorrowが1位じゃないの?!」
清塚信也をご存知の方はそう思った方も多いかもしれませんね(笑)
実際、この曲のサビはかなり泣けます、、、
私自身もオフィシャル楽譜を購入して弾いていますが、自分で鳥肌が立つくらいに感動します。

なんでこんな美しい曲を作曲できるのでしょうか。
清塚信也は終盤に変調(音階を変えて同じメロディを弾くこと)することで絶妙な壮大感を創り上げる天才ですね。
正直、1位をどちらにするか相当悩みました。
第1位 Baby, God Bless You 『コウノドリ』(2015)
第1位は、「Baby, God Bless You」の新アレンジバージョンです。
実はTPO3の中で一番最初に作られた曲で、ドラマ「コウノドリ」のシーズン1st(2015年)のメインテーマなのですが、このアレンジバージョンでさらに魅力を増した名曲に仕上っていますね。
「Baby, God Bless You」は清塚信也の代名詞として、後世に伝えられるであろう歴史的な曲になるものと確信しています。
世界観が半端ない、、、表現できる言葉が思いつきません。
ピアニストだけでなく、作曲家としての才能も存分に見せつけてくれる清塚信也は、今後もますます注目されること間違いなしですよ。
自分用には楽譜を書かない異色の作曲家
この方、どこまで天才なんでしょうか。
実は清塚信也は今回紹介したTPO3の演奏も含めて、本人が演奏するすべての曲に楽譜がありません(笑)
「え?どーゆーこと?」
本当なんですよ、これ。
清塚信也は(天才すぎて)、自分が演奏するぶんには楽譜は必要ないんです。
本人は頭の中で楽譜を作っているそうで、、、
だから一応はオフィシャル楽譜を書き下ろしていますが、どれも実際の本人の演奏とは結構異なっているんですよね、、、
それでも世界観が十分に伝わる楽譜なので、ピアノが弾ける方はぜひ一度味わってみることをオススメします。
ちなみに久石譲や坂本龍一の楽譜と比べると、清塚信也の楽譜はわりと難易度が高いので、初心者はかなり練習が必要になるかもしれません。
でも「コウノドリ」の曲はどれも本当に感動するので、ぜひ頑張って弾けるようになって下さいね!
私はCDを複数持っていますが、久石譲や坂本龍一へのリスペクトも垣間見るアレンジが入っているので面白いですよ!(あの名曲も?!)

次回の記事では「清塚信也が楽譜を持たない」ことについて、私自身のピアノの練習に対する考えもふまえながら触れていきます。