忙しい社会人の【ピアノ練習】は基礎から?それとも弾きたい曲だけ?大人は目的次第で〈効率的な〉ピアノ練習法が異なります!

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仕事が忙しくても毎日ピアノを弾きたい!

 

こんにちは、婿殿ヒロです!

 

社会人になって毎日仕事に追われながらも、家に帰るとどうしても毎日ピアノを弾かないと気が済まないそこのあなた!

 

はい、私のことです。

 

ちなみに皆さんはいかがでしょうか?

 

どんなに仕事で疲れても、ピアノを弾くことに癒しを求めてしまいませんか?

 

「あーーーその気持ちよくわかるわぁ」

 

なんて方も多いはず。

 

もう本当にヘトヘトで夜遅く家にたどり着いても、ピアノをやる体力だけはなぜか残っているんですよね、、、

 

それなら〈ピアノを弾くこと〉って全然疲れないのかといえば、私の場合は普通に弾き終わるとぐったりします(笑

 

(ピアノでダイエット効果も?!詳しくはコチラ↓)

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「そんなに疲れているなら、ピアノなんて弾いていないで寝れば?」

 

確かに疲れて帰った割に、貴重な睡眠時間を削ってまでピアノを弾いているわけですから、自業自得と言えばそれまでなのですが、、、

 

これはピアノが大好きな方にしか理解できないかもしれません。

 

どうやら、ピアノを弾くことでしか回復しない何かが身体の中にあるらしい(笑

 

社会人はピアノを練習する時間がない

 

問題なのは、本業の仕事が忙しい方はピアノの練習時間が圧倒的に足りないということ。

 

睡眠時間を削っても、それでも本当に時間が無いんですよね、、、

 

例えば私の場合、医療現場での仕事を終えて家に帰るのが夜の20時過ぎ。

 

(今回の記事と全く関係ありませんが、私の本業はガン治療です↓)

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そこから夜飯を食べてすぐにピアノ練習に取り掛かりますが、頑張って確保しても練習できるのは1時間が限界です。

 

他にも勉強やブログを書いたりがあるので、睡眠時間は毎日4時間。

 

仮にピアノの練習時間をプラス1時間増やせば、毎日の睡眠時間はなんと3時間、、、

 

無理ですね。

 

ということで、私のライフスタイルでは、どんなにピアノを弾きたくても1時間が練習できる限界なんです。

 

(ちなみに3世帯同居中↓)

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これは社会人の方なら大体同じで、どうにか頑張ってピアノを弾く時間を絞り出しているというのが現状ですから、悩みの一つでもあるんですよね、、、

 

とにかくピアノを弾きたいのに、どう逆立ちしても時間が無い!!

 

社会人のピアノ練習は〈効率主義〉

 

さて、時間がなくても割り切って毎日ピアノを弾くわけですが、次に問題になるのがピアノの練習方法です。

 

ピアノ初級〜中級前半であれば、一曲の長さもまだまだ短いものばかり。

 

1時間あればそれなりに反復練習することが可能ですが、中級後半を過ぎてくると楽譜の難易度が上がるばかりでなく、曲自体も長いんですよね、、、

 

クラシック名曲になると、1時間練習したところで大して進みません。

 

実際には、ピアノを弾き始める際には準備運動(指の練習などの慣らし)をするので、1時間のうち目的の曲を練習できる時間に当てられるのは30分といったところでしょうか?

 

ちなみに、毎日の指の慣らしですが個人的には〈ハノン〉派です。

 

(ハノンの良さについて熱弁した記事↓)

子供のピアノレッスンに【ハノン(HANON)】は必要なの??経験者が振り返るメリットとデメリット

【HANON】4と5の指を鍛えれば、大人になってピアノを始めても必ず上達しますよ

ピアノ初級から抜け出したい方は必見!〈ハノンピアノ教本〉で鍛えられる演奏テクニック【動画付き】

 

人気のツェルニーなど好みは人それぞれだと思いますが、個人的には単なる〈関節の機械的な準備体操〉として考えたいので、あまりメロディを意識したくない理由でハノン一択。

 

少し脱線してしまいましたが、忙しい社会人の悩みはとにかく練習時間の確保で、毎日少しずつしかピアノに当てられなくなってくると上達を目指すのはかなり厳しくなってきます。

 

はっきり言ってしまえば、1日1時間程度の練習程度では、中級以上になってくると現状レベルを維持できればむしろ合格点。

 

悲しいですが、これが現実的なんですね、、、

 

さらに難易度の高い曲を仕上げるとなると、そもそも時間がありませんから、長期に渡ってコツコツと練習を積み重ねるしかありません。

 

「しっかり基礎練習もしながらステップアップしたいけど、好きな曲にも時間をかけて練習したいなぁ、、、でも時間足りないなぁ、、、」

 

結論から述べると、この葛藤への解決策はありません!

 

時間が無い日常の中で、〈基礎練習〉と〈名曲を仕上げること〉のどちらも求めるのは無理なので、一旦あきらめましょう。

 

自分にとってどちらが最短でしたいことなのか、自分の目的をまず明確にして、ゴールから逆算した【効率重視】のピアノ練習法が重要になってきます。

 

社会人でも難易度の高い曲を仕上げるには?

 

【効率重視】のピアノ練習法については議論が分かれるところですが、今回は1日1時間練習するのが限界という忙しい社会人が前提。

 

あなたがもし弾きたい曲があるなら、効率的な練習方法はたった一つです。

 

1番弾きたい曲だけを毎日練習する。

 

これに尽きます。

 

指使いの練習とか、表現の練習とか、そんなものはもうすっ飛ばしてOK!

 

指を動かすための準備運動だけ冒頭の10分で行ったら、あとはもう弾きたい曲だけに集中しましょう。

 

これが最短で最も効率の良いピアノの練習方法です。

 

時間的な制約がある中でセオリー通りに〈基礎練習〉に時間を費やしていたら、いつまで経っても本命の曲を弾けるようにはなりません。

 

繰り返しますが、あなたがもし弾きたい曲があるなら、毎日の費やせる時間全てを投入して継続していくこと。

 

これが最短でその曲を弾けるようになるための最も効率的な練習方法です。

 

時間に余裕のある子どもとは状況が違うことをまず受け止め、自分の中で割り切るしか無いんですよ、社会人でピアノを続けるなら。

 

頑張っても〈弾けない〉判断をためらわない

 

〈自分の弾きたい曲に全力闘魂!!〉が最短で弾けるようになるためのピアノの効率的な練習方法なのは間違いありません。

 

結局は物理的なトータルの練習時間が全てです。

 

しかし、この考え方には一つだけ落とし穴があるので注意して下さいね。

 

そもそも弾きたい曲は自由ですが、あまりにも自分のレベルから外れ過ぎた高望みをしないということが重要。

 

もし1ヶ月毎日コツコツ練習して、ゆっくりでも両手で弾けないならそれはレベルが合っていない証拠です。

 

毎日費やしたとして、ざっくり30時間以上はその曲を弾いていることになりますので、それだけの時間を投入しても両手で弾けないのは、潔く一度あきらめましょう。

 

「これは自分のレベルじゃ弾けないぞ、、、」

 

弾けないという判断を冷静に下し、翌月から難易度を下げた曲に切り替えるか、あるいは他に弾きたい曲がなければ基礎練習に時間を割くのです。

 

これもピアノの練習効率を重視する上では大事な判断力ですよ。

 

基礎練習に戻るのであれば、まずは弾きたい曲の難易度をネットなどで検索し、必要なピアノ教材のレベルを調べましょう。

 

あまりたくさんピアノ教材を購入しても意味がありませんので、必要なもの一つに絞ります。

 

例えば、ピアノ教材の具体例で多いのは圧倒的に【ツェルニー】の練習曲集なので、

 

(初級を卒業したらまずは100番から↓)

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(中級前半レベルなら30番↓)

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適切なレベルのツェルニーどれか1冊をまずは終わるまで練習してみること。

 

そのあとでもう一度自分が弾きたかった曲に1ヶ月毎日チャレンジしてみる。

 

結果は全然違ってくるはずです。

 

社会人でも少しずつなら上達が可能

 

冒頭で、時間がない社会人の方がピアノの上達を目指すのは正直厳しいという意見を述べました。

 

時間的な制約がある以上、この結論は間違いではありません。

 

しかし、矛盾しているようですが「継続は力なり」で、毎日1時間でもコツコツ積み上げたトータルの時間は、莫大な練習量としてあなたの脳と指に蓄積されていくのもまた事実です。

 

例えば、あなたが1年間でコツコツと365時間、ピアノを弾いたとしましょう。

 

音大を目指す高校3年生が1日6時間ピアノを練習しているとすれば、約60日に相当するのでこの365時間は2ヶ月分になるわけですね。

 

そのまま頑張ってコツコツ6年練習を続ければ、本気でピアノを練習している全盛期の高校生の1年分!

 

このくらいの長い期間で見れば、間違いなく忙しい社会人でも上達します。

 

有名で難易度の高いクラシックの曲も、6年間コツコツ続ければ十分に人前で演奏できるレベルまで弾けるようになるでしょう。

 

逆に言えば、クラシックの名曲を弾けるようになるには、そのくらい人生を費やす覚悟が必要ということ。

 

私個人の考えですが、本業が忙しくて時間のない社会人であれば、人生で5曲でもレパートリーが作れれば幸せですから、大好きな1曲のために6年費やすのは妥当なところ。

 

大事なことなので繰り返しますが、大人になったら「自分はピアノに割ける時間がない人間なんだ」ということを認識し、割り切った練習方法に切り替えていく。

 

これが最短で弾けるようになるための〈効率的〉なピアノ練習方法です!