親世代と同居するのは【覚悟】が必要
こんにちは、婿殿ヒロです!
我が家は一戸建てに〈3世帯〉で同居して10年近く経ちますが、周りの人たちからよく聞かれることがコレ。
「そんなにみんなで一緒に同居してるのに、仲良い秘訣って何なの?」
言いたいことはよく分かりますよ(笑
やっぱり日本社会のイメージって、親世代との同居は大変だってことが染み付いているんですよね。
ちなみに我が家の場合、祖父母世代まで一緒。
自分の子どもたちを合わせると親子4代に渡って同居していることになるので、さらに不思議がられますね。
でも同居した10年間、何もなく順風満帆な生活だったわけではありませんよ?
どこの家庭もそれなりに悩みや問題を抱えているもので、それは我が家も例外ではありませんから。
3世帯同居ならではの多くの困難を乗り越えて今に至るので、これから同じような境遇に立とうとしている方に向けて、知っておいて損はないことを情報発信したいと考えています。
先日の記事では、我が家最大の家庭問題でもある3世帯のお風呂ネタについて、実情をふまえながらお伝えしました。
(記事はコチラ↓)
【経験談】3世帯(3世代)で一軒家に同居するなら、お風呂(脱衣所+浴室)は無理してでも2つ用意するのが理想的
やはり重要なことは、世帯をまたがって同居することの大変さは理屈ではないということ。
経験している人にしかこの大変さは理解できないことなので、経験していない専門家?がいくら綺麗事でアドバイスしてもそれは薄っぺらい発言なんです。
嫁にいくのか、婿(むこ)になるのか
さて、今回は結婚事情として一番問題になる〈嫁か婿〉の選択問題について、私の経験から辿り着いたひとつの答えを示します。
夫婦別姓の価値観がようやく認識され始めましたが、おそらく今後もそれはごく少数派。
女性がお嫁さんになるのか
それとも、男性がお婿さんになるのか
結婚するということは、このどちらかを決断をするということ。
皆さんもご存知の通り、日本は男性が家系を継ぐ文化が一般的ですから、女性が嫁入りするのが多いのが実情です。
私も結婚した当時は妻を嫁としてもらい、親世代とは遠く離れて暮らしていました。
しかし、実際にはその後すぐに婿養子となって妻側の親世代、祖父母世代と同居することになったのですが、正直周囲からは猛反対されましたよ、、、
私自身が長男で、他に男兄弟がいないこともあり、自分の両親や親族から〈婿として家系を出ること〉を理解してもらうまでに多くの時間を費やしています。
日本の文化って、やはりまだ男は家を継ぐものという固定概念が強いですよね。
でも私が辿りついた結論は、〈男は婿を選択しましょう〉ということ。
先祖代々続いている由緒ある家系であれば話は別ですが、ごく普通の家庭であれば家を継ぐことのメリットって、実はそんなありません。
家を継ぐことは例えば、親の面倒を見る、墓守りする、財産を相続するなど色々挙げられますが、どれも対外的な見栄のようなもの。
別に男が家系を出たところで、特に何かできなくなるという訳でもなく何ら支障はありませんよ。
こんなことを言うと結構反論されるのですが、実際に自分が婿として家を出て、10年間妻の家系と同居し続けた経験から証明されました。
これからの時代、女性が家を継ぐことも誰も家を継がないこともありですし、そんなことでご先祖様がご立腹されるなんてのは保守的な人たちの言いがかりなので、皆さんは気にしてはいけません。
大事なことは、今生きている皆さん夫婦にとって嫁と婿どちらが最良な選択肢なのかを、冷静に判断する能力です。
次に、〈男が婿になる〉選択肢をオススメする理由を、婿歴10年の私の視点からまとめますね。
夫が婿になることのメリット
女性側がお嫁さんになれば、家族関係全てが上手くいくのかと言えば、そんな世の中甘くありません。
皆さんもご存知の通り、同居すれば嫁姑問題に代表されるような多くの悩みがつきものです。
しかし、これは男性側が婿として相手の親世代と同居した場合も例外ではありません。
国民的人気アニメ「サザエさん」でいうところの婿養子役マスオさんは、相当優秀な模範例ですね(笑
私自身も婿養子ということを伝えると、周りの人からは
「へぇーいいなぁ、お婿様で。マスオさんだね。」
なんて言われますが、とんでもない。
現実はそんな楽観視できる環境ではありませんよー!!
しかし、実はここに〈男が婿になる〉ことを私がオススメする理由が詰まっています。
婿になって相手の親世代、祖父母世代と一戸建てに同居することは、簡単なことではありません。
それも人生の半分以上の長い年月ですから。
ここでは詳しく述べませんが、男性側は多くを犠牲にする覚悟がなければ、婿として同居しながら仲の良い家庭を築いていくことは不可能ですね。
厳しい言い方になりますが、男はプライドの高い人種で、亭主関白ほどでなくてもそれに近い価値観が少なからず根付いています。
そのプライドを捨て、自己犠牲の精神で、献身的に振る舞い続けなければ婿としての同居は成り立ちませんよ。
この忍耐こそが、男を人として成長させてくれます。
婿になるという現実はマスオさんではなく、色々と困難が押し寄せて辛いことだらけの毎日になるかもしれません。
しかし、それは逆に妻(女性側)がお嫁さんにきた場合も同じなんですよね。
それならば、です。
夫側が親世代との同居につきまとうこの宿命を背負ってあげるんですよ。
愛する妻のためにも、自分自身の成長のためにも。
もしあなたが「結婚したらお婿さんになって欲しい」と言われているのに、自分の家系を出ることができず悩んでいるなら、思い切って飛び出しましょう。
大丈夫です、安心して下さい。
婿に出たところで何も失いません。
むしろ、〈苦労は買ってでもしろ〉と言われるように、忍耐力を鍛えて何倍も魅力ある人間に成長すればいいじゃないですか。
夫としての男の人生には、常に負荷が必要なんです。
会社から帰っても家で威張って踏ん反り返っているダメ夫にさせないために、奥様は無理してでも旦那を婿養子にしましょうね(笑
ってのは冗談ですが、周りの意見は気にせず、自分たちで夫婦のあり方についてよく考え、よく話し合うことが肝なのは今も昔も変わりません。
加えてこれからの時代は、たとえ大きな選択であっても従来の固定概念に囚われず、柔軟に対応していくことが良好な家族関係を築いていく秘訣ですよ!