3世帯(3世代)で一軒家に同居する
こんにちは、婿殿ヒロです!
突然ですが実は私、結婚して婿養子(いわゆるオムコさん)になるタイミングで新築を建てました。
今から10年近く遡りますが、妻の親(両親)と、妻の親の親(祖父母)も同居するので、3世帯が住むという設定で、ゼロから設計したんです。
妻の家系3代に渡って同居しているわけですが、自分たちの娘と息子もいるので、正確には3世代を超えた4世代?
現在では幼稚園の息子から90歳の祖母まで、幅広い年齢層が一同に住む大家族。
朝から晩までかなり賑やかですね(笑)
ちなみに農家などは2世帯以上の同居が普通なので、隠居スペースとしての〈離れ〉がある大きな一軒家が多いですが、我が家はいたって普通の一軒家を新築。
結論から言ってしまえば、敷地面積と間取りの関係から結構狭く感じてしまいます。
それを解決するためにはもっと大きな家を建てれば解決するのですが、問題なのは費用面。
よほど裕福な家庭でもない限り、サラリーマン世帯はギリギリの予算で新築することになるので、間取りも最低限になることがほとんど。
我が家も実際そうです。
そんな環境ながらも10年間近く3世帯で一軒家に同居してきたので、そりゃもう色々な問題(困難)を経験してきましたよ、、、
今回は、これから同じような境遇になる方に向けて、私からひとつだけアドバイスしますね!
特にこれから同居する家を新築する、あるいはリフォームすることを考えている方なら絶対知っておいて損はない内容になります。
3世帯同居で一番問題になるのは〈お風呂〉
ひとつの家には、ひとつのお風呂とひとつの洗面所(脱衣所)というイメージが自然ですよね。
が、しかし!!!!
その感覚のままで3世帯同居を始めると、後から大変なことに気づきます。
実はこのお風呂ですが、家にひとつだけしか用意していないと、家庭内トラブルの原因になりかねません。
家族の人柄とかそういう問題ではなく、どの家庭にも当てはまるんですよ、これ。
具体的に説明しますね。
基本的には家族全員が毎日夜にお風呂に入るとして、例えば3世帯でミニマムな家族構成を考えると、一家のお風呂タイムスケジュールは以下のようになります。
- 19:00〜20:00 家族揃って夕飯
- 20:30〜21:00 ママと幼稚園児が入浴
- 21:00〜21:30 小学生の子が入浴
- 22:00〜23:00 祖父母世代が入浴
- 23:30〜 0:30 親世代が入浴
- 1:00〜 1:30 最後にパパが入浴
すんなり次々にお風呂に入れるわけではないので、ざっくり洗面所で過ごす時間を見積っていますが、概ねこの通りです。
皆さん、お気づきでしょうか(笑)
3世帯で同居した場合、ミニマムな家族構成だとしても最後にお風呂の順番が回ってくる人は深夜になってしまいます。
これが毎日何年、何十年と続くことを考えてみて下さい。
ママとパパの部分を入れ替えても同じですが、毎日最後に入る役割の人はマジでしんどいですよこれ。
翌朝は普通に起きて仕事なり家事なりをするんですから、、、
深刻な問題なので繰り返しますが、毎日深夜までお風呂に入れない、睡眠時間を削り続ける家族が必ず発生してしまうんです。
これが3世帯で同居し、お風呂がひとつしかない一軒家の宿命。
我が家も実際にこの状況に陥っており、深刻な家庭問題です(マジで)
さらに、家事を担当している妻の母親は、全員がお風呂に入った後から洗濯機を回すことまでこなしているので、日常から眠れていない家族が2名ほど発生してしまうんですね。
拷問のような生活です、これ。
「そんなの、みんな短時間でお風呂上がって、次々に入ればすむでしょ?」
「もっと早く、例えば夕方からお風呂に入ればよくない?」
そりゃそうなんですが、それなら実際にやってごらんなさい!と言いたい(笑)
家族それぞれのライフスタイルがあるので、簡単に解決できる問題ではないんですよ。
実際に経験してみればわかりますが、それでは時すでに遅しなので、皆さんが同じように苦労しなくて済むようにアドバイスします。
〈3世帯以上で同居するなら、浴室と洗面所だけは2セット用意するのが理想〉
間取りが厳しいのであれば、多少部屋を狭くしてでもこの対策をすべき。
長年寝不足を強いられる立場の家族は、健康被害も無視できず、ジワリジワリ身体を蝕んできます。
お風呂ひとつで乗り切るしかない家族へ
すでに同居するための家が建っている、あるいはリフォームが終わってしまったなど、どうしてもお風呂ひとつで凌ぐしかない我が家のような境遇の方も多いはず。
そんな家族には、私がこのお風呂問題に関して工夫していることが参考になるかもしれませんので、最後に少しだけお伝えします。
- 男は夕飯を速攻で食べ、家族がまだ食事中の間に風呂に入るべし。寝不足よりも食休みを犠牲にした方がはるかに楽。
- 男はスキマ時間のタイミングを見計らい、10分の最短シャワーで済ませてしまう。
- 疲労で限界のときは、家族へ理解してもらい先にゆっくり入らせてもらう。そして早く寝て体力を回復させる。
基本的に、一家の誰かが時間的に犠牲になることは避けられません。
解決策といっても、お風呂がひとつしかないものを順番で入るという物理的な制約は変わりませんから、10年間試行錯誤してこの程度が限界とわかりました。
まぁよほどの亭主関白でない限りは、体力のある若い男が我慢する役割でしょうけど(笑)
今回は3世帯に及ぶような大家族について、お風呂の数と家族の睡眠時間の問題を取り上げましたが、他にも色々な悩みがありますのでまた別の機会に紹介しますね!