「ピアノがダイエット効果につながる」説
こんにちは、ヒロです!
先日の記事でついに当ブログが100記事を達成しました。
(コチラの記事で報告中↓)
祝!!半年(約7ヶ月)でようやく達成した【100記事目】〜ブログ初心者の素直な感想と、これまでの読者へ感謝の言葉〜
今回は101記事目となりますが、「やっぱりピアノが大好きなんだよ」ということでピアノに関するテーマを続けていきますね。
さて、あなたは「ピアノにはダイエット効果がある」説をどこかで聞いたことがありますか?
実はピアノとダイエットの関連については、昔から口コミなどでわりと取り上げられているんですよね。
具体的にどのような理屈かというと、ピアノをたくさん練習して大量に汗をかけば、運動しているのと同じように体脂肪も燃焼する、というもの。
ピアノを練習するだけでダイエット効果があるなんて、ピアノ好きの方たちはなんてラッキーなんでしょう(笑
そんな噂を聞いて、大人になってから趣味としてピアノを始めた方も意外と多いかもしれませんね。
でも、ちょっと待って下さい!!
この「ピアノにダイエット効果がある」という都市伝説のような噂は、果たして本当なのでしょうか?
ダイエット効果だなんて、科学的根拠はどこからきていますか?
今回はピアノと30年間寄り添っている私が、さらに本業で医学に携わる立場として、この説に本音のメスを入れていきますね。
ピアノで大量に汗をかけるのか?
そもそも、ピアノで汗をかけるのかという問題があります。
ピアノを持っている方なら実際に自分で弾いてみればわかりますが、持っていない方はなかなかイメージがわきませんよね?
結論から言えば、ピアノは汗をかきます。
ただし、大事なことがもう一つあって、汗をかく程度には個人差があるという条件付き。
ちなみに我が家は子どもたち2人に加え、大人の私もピアノを毎日練習しています。
(練習時間の記事はコチラ↓)
子どもがピアノコンクールで【入賞】するために必要な最低限の練習時間とは?
この3人がどの程度を汗をかくのかと言えば、、、
5歳(長男)の例
ほぼほぼ汗をかきませんね(笑)
少し下着が湿っているかな?程度で、遊んでいる時の方がよっぽど大量の汗をかいています。
コンクール本番など緊張しそうな場面でもケロッとしています。
(長男のコンクール入賞記事↓)
【ブルグミュラーコンクール】地区大会の幼児部門で、優秀賞を受賞したピアノ歴半年の4歳児
【ブルグミュラーコンクール・ファイナル】幼児部門で銅賞を受賞したが、重要なのは全国レベルを体感できたこと。
10歳(長女)の例
普段の練習からほどよく汗をかいていますね。
涼しい部屋でも汗をかく量は関係ないようで、服を着ているのに練習が終わるとピアノの椅子(革製)は汗で少し濡れています。
おませなお年頃ですから汗をかくのが嫌で、普段のピアノの練習は必ずお風呂に入る直前(笑)
(長女のコンクール入賞記事↓)
たった一度でも【ピアノコンクール受賞歴】があれば、その後は大きなモチベーションになる。
【ブルグミュラーコンクール】小学3・4年B部門での優秀賞から感じた、一度自信がついた子供の強さ。
【ブルグミュラーコンクール・ファイナル】小学3・4年Bの銀賞受賞と、審査員評価から予測する採点基準
中年オヤジの例
30代半ばに差し掛かった中年オヤジ(私)はどうかというと、
毎日大量の汗だくです、、、
ピアノの練習を始めると、ものの数分で汗がわいてきます。
30分も練習すればもう額から汗が滴るほどで、屋外のランニングとまではいきませんが、室内では普通はかかないレベルの汗の量。
そんな理由により、ピアノの練習をするときは毎回タオルが必須で、汗だくになりながら1時間ほど練習しています。
汗をかきやすい体質なので、自分が子どもの頃もピアノを引く時はわりと汗をかいていましたね。
10歳の娘も私に似たのであれば、大人になったら汗だくでピアノを弾いているかもしれません、、、
「だからパパには似たくなかったのに!!」
なんて感じで、いつも文句を言われていますが。
(私自身のピアノ人生↓)
【ピアノ】を習ったしょーもない理由と【ピアノ】を嫌いになったしょーもない理由。そして今では【ピアノ】が大好きなんですって話。
習いごとの【ピアノ】を辞めてしまったら何の価値も残らないのか?〜長く習い続けたことの意味〜
単純に「ピアノで汗をかく」ということは、このように個人差はあるものの実現可能です。
しかし、少量の汗では【ダイエット効果】も期待できなさそうですよね?
私が辿りついた、サウナのように、運動後のように、ピアノの練習で大量に汗を流すためのポイントは以下の通りです。
- 汗かき体質
- 部屋の温度を28度以上
- 練習の難易度が中級レベル以上
- めっちゃ暑いと思いながら弾く
- 休憩しないで弾き続ける
全部ハードルが高いですが、これらの条件が揃えば本当に汗だくになります。
(ハノンは汗をかくのに最高の教材↓)
子供のピアノレッスンに【ハノン(HANON)】は必要なの??経験者が振り返るメリットとデメリット
【HANON】4と5の指を鍛えれば、大人になってピアノを始めても必ず上達しますよ
ピアノ=ダイエットは本当なのか?
最後に、この「ピアノにダイエット効果がある」という説について、医療に携わる身としての本音を話します。
ズバリ答えは、YESとNOの両方。
「え、どっち、、、?」
医学的(科学的)根拠の観点から、YESとNOの理由を述べますね。
まず、ピアノで大量に汗をかいたとしても、それは脂肪燃焼とは無関係ということです。
汗をかくことがダイエットだと勘違いされている方も多いですが、仮に毎日サウナに入っても汗が理由で痩せることはありません。
ダイエットには必ず脂肪燃焼の作用が必要ですが、残念がならピアノで汗をかいた程度ではわずかなカロリー消費で終わってしまうんですね。
有名な中年ピアニストにも、(言葉は悪いですが)メダボ体型が結構多いのがその裏付けかもしれませんよ!
(偉大なピアニストも大量に汗をかいていますが、、、↓)
【月光】~第三楽章~を聴くなら迷わずコレ!!お勧めのピアニスト紹介【動画付き】
ベートーヴェン【熱情】の第三楽章を聴くなら迷わずコレ!!お勧めの熱血ピアニスト演奏(動画付き)
【テンペスト】~第三楽章~を聴くなら迷わずコレ!!お勧めのピアニスト紹介〈動画付き〉
それでは、ピアノのダイエット効果にYESと答えた理由は何か。
大好きなピアノを毎日弾くことで、ストレスを溜めない生活ができるというメリットがあります。
〈ストレスからくる食べ過ぎ〉が減ったり、〈夜にピアノを練習したいからアルコールは飲まない〉など、毎日の食生活が圧倒的に変わるんですよ。
ピアニストやピアノ講師に綺麗な女性が多いのは、このようなダイエット効果が影響しているのかもしれませんね!
繰り返しますが、ピアノで大量に汗をかいてもダイエット効果は期待できません。
しかし、ピアノを大好きになって毎日たくさん触れ合うことで、自分自身のストレスを溜め込まない体質を確実に作り上げてくれます。
ぜひ、あたなも毎日たくさん汗をかいてピアノを弾き、練習が終わったあとの充実感に包まれて下さい。