久石譲の功績は、ジブリ音楽だけではない
こんにちは、ヒロです!
私が世界一大好きな作曲家でもあり、指揮者でもあり、そしてピアニストでもある久石譲。
久石譲のイメージといえば、多くの方はやはりスタジオジブリ映画の音楽ですよね。
約30年間も宮崎駿監督の制作映画に名曲を提供し続けた功績はあまりに偉大です。
(それについて熱く語らせていただきました↓)
【久石譲】作曲者本人のピアノ演奏だからできる世界観!!オススメのジブリ名曲(動画)
しかし、ジブリ音楽だけが久石譲の魅力ではありませんよ、皆さん!
北野武(ビートたけし)監督の映画やCMなど、これまでに多くの名曲を生み出してきました。
ということで、ジブリ映画以外で久石譲の魅力を知ってもらうために、絶対にオススメできる生演奏をご紹介させていただきます。
上に載せたジブリ名曲の記事でもTOP5を熟考して苦労したのですが、今回はピアノ演奏だけに絞ってTOP3のみ厳選しました!
作曲家の久石譲本人にしか表現できない、その曲オリジナルの魅力を堪能して下さいね。
ジブリ以外の名曲で絶対に外せない!久石譲の生演奏【TOP3】
それではさっそく、私が厳選した生演奏TOP3の動画をご覧ください。
第3位 HANA-BI 『HANA-BI』
北野映画『HANA-BI』の哀愁漂うイメージはこの曲があってこそ。
宮崎駿監督への楽曲提供もそうですが、久石譲は映画のイメージを曲に写すことが本当に天才です。
とは言っても、昔の北野映画を知らない世代が多いかもしれませんね(笑)
今の時代に観てもその世界観はやはり突出していますので、ぜひ映画もご覧下さい。

第2位 Asian Dream Song (長野パラリンピックテーマ)
ジブリ映画のイメージとは全くかけ離れた、久石譲の新しい一面が観れるのがこの演奏。
タイトル通り、アジアの優雅なイメージを見事に再現した旋律。
シンプルな曲を弾くイメージがありますが、この「Asian Dream Song」ではピアニストとしての才能を存分に発揮しています。
しかもオーケストラを指揮しながら同時に弾くって(笑)
めちゃくちゃ楽しそうに演奏しているので、観ている方も嬉しくなってしまいますよね。

第1位 Summer 『菊次郎の夏』
第1位は世界中で愛されるこの名曲以外に考えられませんでした。
何度聴いても飽きません、、、
この心地よい旋律には実は秘密があり、久石譲のアカデミックな一面が滲み出ている曲とも言えます。
つまり、シンプルな中にも非常に計算され尽くした音楽なのです。
楽譜自体もそこまで難しくないので、ピアニストだけでなく、ピアノが弾ける多くの方がこの『Summer』を演奏されていますよね。
世界中から愛されている理由の一つではないでしょうか。
久石譲の狙いはまさにそれ。
作曲家とピアニストの才能を使えば『Summer』も複雑な曲に仕上げられたのですが、無駄な音符を次々と削って、なるべくシンプルに美しい音楽を目指したと本人も話していました。
北野武監督の映画『菊次郎の夏』で大ヒットしましたが、結構昔なので知らない方はぜひ一度観ていただきたいですね。
もし自分でピアノで弾きたい方は、この映画の世界観を知ってから弾くのと、知らずに弾くのでは全く表現が異なりますよ!

劇中挿入バージョンの『Summer』はさらに世界観が広がっていますが、CD音源でしか出回っていません。小学校の帰り道を連想するような仕上がりになっています。


おわりに
さて、皆さんはいかがでしたか?
知ってる曲も多いと思いますが、このように振り返ってみると、久石譲がどれだけ心に残る楽曲を提供し続けてきたかわかりますよね。
しかも、高齢にも関わらずまだまだ現役なのですから(本当にタフすぎ!!)。
今後も多くの名曲を生み出してくれると期待しています。
同じ時代に生まれて本当に幸せですよね、、、