こんにちは、ヒロです。
私の娘は高校生になりましたが、振り返ってみると、それらしい「反抗期」というものが無かったように思えます。
受験勉強とピアノは両立できるのか? 〜ピアノ大好きな娘が「地域トップ高校」に合格するまで〜
父親への毛嫌い?のようなものは小学生の頃から多少はありましたが、それは生物的にも本能で好きにならないように(子孫繁栄を考えた遺伝子レベルの観点で)できているので、一般的な「反抗期」とは少し意味合いが違います。
私自身、あまり積極的に口をきくタイプの人間では無いので、娘との会話は家族の中では一番少ないですが、話題があれば普通に話しますし、理系のマニアックな内容は盛り上がります。
実際には「反抗期」の定義も曖昧ですが、自分自身が中学生や高校生の頃、両親にとっていた態度と比べると雲泥の差が、、、あれは誰がみても「反抗期」でした。
息子も小学5年生になりますが、母親への口ごたえは一丁前に覚えたものの、当面は「反抗期」なんて想像がつかない可愛いレベル。
となると、今のところ我が家は、子供たちのそれらしい「反抗期」を経験していません。
それが人間性の育成観点で良いことなのか悪いことなのかは別として、「反抗期」がほぼ無かった要因の一つに、幼少期からピアノ三昧だったことが影響しているような印象を受けます。
これは親としての個人的な感覚ですが、なんとなく、ピアノ教育が良い効果を与えているのでは?と。
(過去の記事はこちら↓)
ピアノコンクールに出場することで得られる経験について、【対話型AI】のGeminiに聞いてみた!
習い事に【ピアノ】をお勧めする理由は、幼少期から【努力】と【成功】を学べること。
ピアノの【コンクール】へ出場することで、レッスンでは得られない特別な経験を積める。
そこで、今回はAIのGeminiに協力してもらい、幼少期からピアノを習うことが「反抗期」に影響するのかを調査しました。
幼少期からのピアノ学習と反抗期への影響
まず、少し専門的な話になりますが、研究レベルで実証されているメリットをお伝えします。
1. 脳科学の視点から:神経伝達物質と脳構造の変化
ドーパミンとノルアドレナリン:意欲と集中力向上
ピアノ演奏には、運動、聴覚、視覚などの様々な情報処理能力が求められます。これらの情報処理過程において、ドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質が分泌されます。
これらの神経伝達物質は、意欲や集中力を高める効果があり、学習意欲の向上や集中力の持続に繋がることが期待できます。
セロトニン:感情の安定とストレス軽減
音楽を聴いたり演奏したりすることで、セロトニンという神経伝達物質が分泌されます。セロトニンは、感情を安定させ、ストレスを軽減する効果があるとされています。
反抗期はホルモンバランスの変化や自我の確立などにより、感情が不安定になりやすい時期です。ピアノ演奏を通してセロトニンを分泌することで、感情をコントロールしやすく、ストレスを軽減することが期待できます。
- 脳構造の変化:海馬と前頭前皮質の発達
研究によると、幼少期からピアノを習った子供は、そうでない子供に比べて、海馬や前頭前皮質などの脳領域の灰白質量が多いことが示されています。
海馬は記憶や学習に関わる脳領域、前頭前皮質は感情制御や意思決定に関わる脳領域です。
これらの脳領域の発達は、反抗期における感情のコントロールや適切な判断に役立つと考えられます。
2. 心理学の視点から:自己肯定感と自己効力感の向上
達成感と成功体験の積み重ね
ピアノの練習を通して、曲をマスターしたり、発表会で演奏したりすることで、達成感や成功体験を積み重ねることができます。これらの経験は、自己肯定感や自己効力感を高め、自信に繋がる可能性があります。
反抗期は、自分のアイデンティティを確立しようとする時期であり、自己肯定感や自己効力感が低いと、周囲への反抗につながりやすくなります。
ピアノを通して自己肯定感や自己効力感を高めることで、反抗期を乗り越えやすくなると考えられます。
自己表現と感情の解放
ピアノ演奏は、言葉では表現しにくい感情を表現するのに最適な手段です。
悲しい曲、楽しい曲、怒りを感じる曲など、様々な曲を弾くことで、感情を整理し、ストレスを解消することができます。
反抗期は、感情のコントロールが難しく、イライラや不安を感じやすい時期です。ピアノを通して感情を表現することで、心の安定に繋がる可能性があります。
3. 社会性の視点から:協調性とコミュニケーション能力の向上
アンサンブル演奏や音楽活動を通しての協調性
ピアノだけでなく、アンサンブル演奏や音楽活動に参加することで、協調性を育むことができます。仲間と協力して演奏を完成させることで、コミュニケーション能力や責任感を身につけることができます。
反抗期は、周囲との協調性が失われ、孤立しがちな時期です。音楽活動を通して仲間と繋がり、協調性を育むことで、反抗期を乗り越えやすくなると考えられます。
発表会やコンクールを通しての自己表現とプレゼンテーション能力
発表会やコンクールなどの場で演奏を披露することで、自己表現やプレゼンテーション能力を向上させることができます。聴衆の前で演奏することで、幼少期から自信を高める訓練になります。
詳細:ピアノが反抗期に役立つ理由
達成感や充実感
練習を重ねて曲をマスターすることで、目標達成の喜びを味わえます。また、発表会などで演奏を披露することで、自信と自己肯定感を高められます。
例:
難しい曲を何ヶ月も練習して、発表会で完璧に演奏できた時の喜び
審査員から称賛の言葉をかけられた時の達成感
集中力や忍耐力
楽譜を読む、リズムを刻む、指を動かすなど、ピアノ演奏には様々な集中力が必要です。特に、間違いを何度も繰り返し練習することで、忍耐力を養うことができます。
例:
難しいフレーズを何度も練習して、ようやくマスターできた時の達成感
集中して練習することで、勉強にも集中できるようになる
感情表現の手段
音楽は、言葉では言い表せない感情を表現するのに最適な手段です。悲しい曲、楽しい曲、怒りを感じる曲など、様々な曲を弾くことで、感情を整理することができます。
例:
悲しい時に悲しい曲を弾いて、気持ちを落ち着かせる
怒りを感じている時に激しい曲調の曲を弾いて、ストレスを発散する
新しいことに挑戦する機会
ピアノを習うことは、新しいことに挑戦する機会となります。新しい曲に挑戦したり、新しい奏法を学んだりすることで、脳を活性化し、視野を広げることができます。
例:
クラシック音楽だけでなく、ジャズやポップスなど、様々なジャンルの曲を弾く
作曲に挑戦してみる
反抗期にピアノを習う際の注意点
子供の意思
子供が自発的にピアノを習いたいと思っていることが重要です。親が無理強いすると、逆効果になる可能性があります。
例:
子供が興味を持っている様子であれば、ピアノ教室の体験レッスンに連れて行く
子供の意見をよく聞いて、一緒にピアノ教室を選ぶ
【ピアノ経験者】は自分の子どもにアドバイス(指導)した方がいいの?親が口出しするメリットとデメリットを理解する(安易に怒る・叱るはNG)
先生の選び方
子供と相性が良く、指導方法が適切な先生を選ぶことが重要です。
例:
子供の話をよく聞いてくれる、励ましてくれる先生を選ぶ
発表会の機会などを設けてくれる先生を選ぶ
幼少期に【ピアノコンクール】で入賞を狙うなら、ピアノの先生・講師の〈体力〉〈熱意〉が前提条件!(思い切ってピアノ教室を変える勇気を持ちましょう)
練習時間
最初は短い時間から始め、徐々に練習時間を増やしていくことが大切です。
例:
子供の集中力が続く時間に合わせて、練習時間を設定する
練習のメリハリをつける
目標設定
無理のない目標を設定し、達成できたときは褒めてあげることが大切です。
例:
小さな目標を達成することで、自信を高める
目標達成のご褒美を用意する
コミュニケーション
子供と積極的にコミュニケーションを取り、悩みなどを聞いてあげることが大切です。
例:
ピアノの練習以外の時間も、子供と一緒に過ごす
子供の話を否定せず、共感してあげる
まとめ
ピアノを習うことは、反抗期を乗り越えるための有効な手段の一つになり得ます。
一方で万能薬ではないことを忘れずに、子供の個性や状況に合わせて、上手に活用することが大切ですね。(これが意外と難しい!)
ピアノが続かなかった場合でも、運動(スポ少、クラブ活動)や芸術(習字がオススメ)などの習い事が反抗期に役立つ可能性がありますので、大切なのは子供が何かに熱中できるものを見つけること。
ピアノを好きになる子と嫌いになる子の違いは何か、【対話型AI】のGeminiに聞いてみた!
私たちは親として、子供の成長を見守り、支えてあげることが大切です。
それではまた!
(ここからは余談)
ん?・・・・・待てよ?
3歳から10年以上もピアノを習っていた自分は、なぜあんなにも反抗期が、、、
【ピアノ】を習ったしょーもない理由と【ピアノ】を嫌いになったしょーもない理由。そして今では【ピアノ】が大好きなんですって話。
時代の違いもあるかもしれませんが、家庭環境の悪さがピアノを習っているメリットを打ち消していた可能性があります。
私の両親は毎日夫婦喧嘩で怒鳴り合いの家庭だったので、思春期の精神面にはおそらくデメリットだらけ。
両親の喧嘩は「貧乏」と「裕福」でどちらの家庭が多いのか、【対話型AI】のGeminiに聞いてみた!
ピアノを習っているから我が子は大丈夫だと満足せず、自分たちの家庭環境も十分に見直しておく必要がありそうですね。