こんにちは、ヒロです。
昨今の通貨危機が騒がれている状況では、「紙幣の価値」と「為替リスク」を常に考えて投資しなければいけません。
私は投資を始めて10年ほど経ちますが、株式と債券だけで構成していたこれまでのポジションを一旦終わりにし、現在は資産の4分の1程度を金(ゴールド)に移して市場の様子を静観しているところです。
ちなみに、現在の私のポートフォリオがこちら↓
最近のSNSでは、2024〜2025年で大きな金融恐慌が起きる、といったシナリオを予測(発信)している評論家も多いですよね。
(Part1)
(Part2)
(Part3)
私は専門家ではないので、将来どのように株式や債券市場が暴落するのか分かりませんが、10年間毎日相場を見てきた肌感覚で、なんとなく今の過熱感には違和感があります。
金(ゴールド)は安全資産なので、いつの時代も常に資金の退避先とされていますが、実際に私が購入する際に迷ったのが、NISAの非課税枠で金ETFの方が良いのかな、と。
ただ、為替リスクや、所詮は「紙切れ」というリスクを考えると、非課税というメリット以上に怖さがあったので、金と金ETFを同時に購入して実際のリターンを検証しているところです。
金(ゴールド)と金ETF のリターン検証(実際の購入額も)
まだ購入して1ヶ月ほどですが、金と金ETFのリターンを紹介します。
まず、金(現物)をお試しで100万円ちょっと購入したところ、1ヶ月で【+4.2%】ほどの利益が出ています。
プラチナと銀はマイナスですが、ちょうど高値ピークのタイミングで購入してしまったので、これは年単位で塩漬け確定。
続いて、金ETF。
こちらは、為替リスクの有無なども考慮して、5つの異なるファンドから10万円ずつ同時購入し、それぞれのリターンを検証しています。
損益としては、金ETFのトータルで【+5.7%】の利益なので、現物の金よりもわずかにリターンが多いです。
実際にはNISA枠の非課税なので、利確した時は更に有利になる計算。
ちなみに、今回は積立投資ではありませんので、ドル・コスト平均法を採用した場合にどのような結果になったかは不明です。
現時点では、金現物よりも金ETFに全額突っ込んだ方がリターンが多かったことになりますが、まだ1ヶ月目なので、今後定期的にレビューしたいと思います。
人工知能(AI)は、金現物と金ETFの将来をどう予測しているか
続いて、人工知能のGeminiに、金現物と金ETFのどちらが将来性があるのか聞いてみました。
回答がこちら↓
金と金ETF、将来のリターンはどちらが多い?
金と金ETF、投資初心者にとってどちらを選ぶべきか迷うところです。
どちらも金価格に連動する投資商品ですが、それぞれ異なる特徴とメリット・デメリットがあります。
金(現物)
メリット
インフレや経済・政治情勢の不安定化に対する究極のヘッジ資産:
金は古くから「安全資産」として重宝されてきました。景気後退やインフレ、戦争などの不確実な状況下でも価値が比較的安定する傾向があり、資産の保全に役立ちます。
長期的な資産価値の保全:
金は数千年の歴史を持つ貴金属であり、長期的に見ても価値が比較的安定していると言われています。紙幣とは異なり、インフレや政府の財政破綻の影響を受けにくいという特徴があります。
現物資産としての所有:
金は金塊や金貨などの形で現物資産として保有することができます。有事の際にも換金しやすく、いざという時に役立つ可能性があります。
デメリット
金利収入がない:
金そのものに利息や配当金などの収益はありません。投資リターンは金価格の上昇によるキャピタルゲインのみとなります。
保管コスト:
金塊や金貨を現物で保有する場合は、保管コストがかかります。金庫を購入したり、銀行の貸金庫を借りたりする必要があります。
売買コスト:
金を売買する際には、手数料がかかります。金価格の変動リスクに加え、売買コストも考慮する必要があります。
金ETF
メリット
少額から投資可能:
金ETFは、1万円程度から投資することができます。金塊や金貨を購入するよりも、手軽に金投資を始められます。
手軽な投資方法:
金ETFは、証券会社を通じて簡単に売買することができます。金塊や金貨を購入するよりも、手間がかかりません。
分散投資効果:
金ETFは、金だけでなく、複数の金関連銘柄に投資しているものが多いです。金価格だけでなく、金鉱山企業の業績なども反映されるため、金価格のみ投資するよりもリスクを分散することができます。
金価格に連動した投資:
金ETFは、金価格に連動した投資を行うことができます。金価格の上昇に伴い、ETFの価格も上昇する傾向があります。
デメリット
経費率:
金ETFは、信託報酬などの経費がかかります。金価格の上昇による利益の一部が経費として差し引かれることになります。
信用リスク:
金ETFは、投資信託であるため、発行会社が破綻した場合に損失を被る可能性があります。
現物金の裏付けがない:
金ETFは、現物金の裏付けがない場合があります。金価格が暴落した場合、現物金と交換できない可能性があります。
過去のデータ
過去のデータを見ると、金と金ETFの長期的なリターンはほぼ同等であると言われています。
しかし、短期的には金ETFの方が金よりもパフォーマンスが良かった時期もあります。
結論
金と金ETFのどちらが将来リターンが多いかは、投資家それぞれの目的やリスク許容度によって異なります。
金投資を検討している場合
インフレや経済・政治情勢の不安定化に対するヘッジ資産として投資したい場合は、現物金の方が適しているかもしれません。
長期的な資産形成を目指している場合は、金と金ETFを組み合わせて投資するのも良いでしょう。
金ETF投資を検討している場合
手軽に金投資を始めたい場合は、金ETFの方が適しているかもしれません。
分散投資効果を期待したい場合は、金ETFの方が適しているかもしれません。
金投資や金ETF投資を行う前に、ファイナンシャルアドバイザーなどに相談することをおすすめします。
ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて、最適な投資方法を選択してください。
まとめ
ということで、一長一短がある金現物と金ETFの比較でした。
どちらが正しい選択なのかは、投資期間や投資スタイルによるので、なかなか判断が難しいですね。
私は金についてはスポット購入だけで積立投資を行っていませんが、その理由として、積立自体は他の株式投資で長年続けているので、少し違った買い方をしてみたいという願望があったからです。
それから、金はまだまだ価値が上がると予想しているので、早い段階から参入してリターンを増やしたかったという欲も、、、
それなりに時間を費やして勉強してきたので、自分なりに考えた結果での買い方ですね。
10年続けている株式投資は順調なので、多少マイナスになった方がむしろ少し嬉しいかもしれません(笑
それではまた期間を空けて報告しますね!
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