【ピアノ】を習ったしょーもない理由と【ピアノ】を嫌いになったしょーもない理由。そして今では【ピアノ】が大好きなんですって話。

ピアノ

ぼくがピアノを習った理由

 

こんにちは、婿殿HIRO(@donomuko16)です。

 

ぼくは3歳の頃にピアノを習い始めました。

30年以上も昔で、しかも3歳児の記憶のはずなのに、当時のことを今でも鮮明に覚えています。

 

ぼくの両親は共働きだったので、0歳のときから保育園にあずけられていました。

その保育園の遊び場のはしっこにポツンとあった小さなピアノ教室。

 

毎日外で遊んでいると、必ずピアノの音色が聞こえてくるんですね。

それが物心ついたときから当たり前の環境でした。

 

ある時、仲の良かったタケシ君という子がピアノを習い始めたことを知ります。

保育園でみんなお昼寝をしているとき、タケシ君だけこっそり先生に起こされてピアノ教室に向かいます。

そしてご褒美の飴玉を貰って帰ってくるタケシ君をいつも羨ましく思っていました。

 

「ひろくんもピアノやりたい!」

 

保育園の帰り、母親と一緒に歩いている薄暗い夕暮れの中でそんな話をしたことを覚えています。

それがちょうど3歳になった頃でした。

 

ほどなくしてタケシ君と一緒に通うようになったピアノ教室。

眠たい目をこすりながらも、保育園のグランドを走って向かうふたり。

 

いつもタケシ君の練習を座ってみてから、今度は自分の番。

まだ3歳だったからか、教室の隅の方にあった電子ピアノでのレッスンでした。

 

レッスンが終わると、かごの中からいつもペコちゃんの飴かミルキーを選ぶぼく。

そしてレッスンノートに毎回シールを貼ってもらって戻ります。

お友達たちはまだお昼寝中でぐっすり夢の中、、、。

起こさないようにそっと自分の布団に入り、少しだけ寝ていました。

 

こうして振り返ると、ぼくがピアノを習ったのは仲の良かったタケシ君の影響なんですね。

それと飴玉への欲求でしょうか(笑)

 

まぁ、こんな何の自慢にもならない平凡なエピソードですよ。

ちなみに、そのまま高校生まで習い続けることになるなんて、ぼくも両親も想像すらできなかったと思います。

人生、わからないものですよね。




マンツーマンのミュージックスクール

貧しい家庭でもピアノだけは続けさせてくれた両親

 

30年近く前でしたが、当時から結構ピアノは人気でした。

レッスンも詰まっているときは1時間待ちなんてこともありましたから、、、。

 

小学校に入ると、同じ学年の中にもピアノが弾ける子がちらほら。

でも3歳から習っている子って意外と少なくて、しかも男の子ということで目立ちました。

 

やがて小学5年生から卒業するまで【校歌のピアノ伴奏】はすべて任されて、大きな行事も先生ではなくいつもぼくが弾かされる有り様。

 

中学に入学した時点で、すでに校内でぼくよりピアノが弾ける存在は皆無。

校歌の伴奏から文化祭の伴奏まで、ピアノが出てくるものはとにかくすべて引き受けていました。

音楽の先生からも音楽科への道を進められていたくらいです。

 

実は、ぼくの家はとても貧しかったので10年間習っても生ピアノなんて買ってもらえません。

初めに買った【ローランド】の電子ピアノ1台。

(当時はそれでも20万円近くしたので、大変な買い物だったと母が言っていましたね。)

 

貧しいので月謝を払うのがやっとで、もちろんピアノコンクールなんて出場すらさせてもらえませんでした。

ですから、自分の娘や息子がピアノコンクールで受賞する姿を見るとその度に思い起こします。

「ぼくが当時参加していたら、いったいどの程度のレベルだったのかな」なんて。

 

でも、いいんです。

もしコンクールに出るような環境だったら、どこかのタイミングで嫌になって早々に辞めていたかもしれませんからね。

結果的に、ぼくは高校生まで習い続けることができました。

 

だから貧しい中でも月謝を払い続け、13年間毎週必ず、隣の市にあるピアノ教室まで送迎してくれた両親には感謝しています。

ぼくの父はこの記事を書いているちょうど1年前にガンで他界しましたが、父との思い出のほとんどがピアノレッスンの送り迎え。

なんだか今振り返ると笑ってしまいますね。

 

これは余談ですが、父が病床で息を引き取るとき、枕元でぼくの娘が弾いているピアノの演奏が流れていました。

静寂につつまれる昼間の明るい病室で、心電図のモニタ音とピアノの音だけが響きわたる中、父は去っていったのです。

我が子に習わせたピアノが、そのあと孫の演奏として自分の最期の瞬間を奏でるなんて、なんだかうらやましくも思えます。

 

『ピアノの恩返し』だったのかもしれませんね、、、




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ピアノを嫌いになってしまった理由

 

実は、ぼくが高校生になった時についにピアノが嫌になりました。

たった2人の同級生の存在です。

 

その2人は圧倒的にうまい。

ぼくが弾けないレベルの曲を、いとも簡単に弾いてしまう。

逆にその2人から「なんで弾けないの?」と言われる有り様で、、、。

 

小学校から中学校と、校内ではピアノは敵なしだったぼくは衝撃でした。

要するに、井の中の蛙だったんです。

県内にはもっと上手い人がいることを想像すらしなかった。

だから、自分のこれまでのピアノ人生が一気に否定されてしまった気がして、高校生のある時からピアノに触れることすらなくなりました。

 

考えるだけで嫌気がさした。

ピアノの曲を聴くことすら嫌いになりました。

 

そこから15年間、いっさいピアノに関わりませんでした。

13年間も習い続けたのに、それ以上の年月をピアノから逃げて生きてきたのです。

とにかく嫌だった、、、。

 

小さなプライドなんて捨てて、そのまま自分のペースでも続けていれば良かったのに、ぼくは本当に馬鹿でした。

そのあと15年間続けてきたら今どんなレベルまで達していたのかと思うと残念でなりません。

 

ちなみにその時の2人はというと、ひとりはピアノ講師になってコンサートなども企画していて、もうひとりは音楽科の先生になりました。

どちらも将来ピアニストを目指していたので、高校生の時点で練習量なんかも突出していたんですね。

そりゃ差がうまれますよ、圧倒的なほど。

 

ぼくはその2人と比べてしまい、自暴自棄になっていただけなんです。

本当はピアノが大好きなのに。



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おわりに

 

あなたや、あなたのお子さんがもし、ピアノを習っていて嫌になることがあったらどうしますか?

 

いっそのこと辞めてしまうのもありかもしれません。

ほかに好きなことがあれば、そっちに時間を費やす方が無難です。

 

でも、物心ついたときからピアノばっかりで、ピアノ以外に特技がない人生を歩んでいるのなら、まずは辞めないで続ける方法をよく考えてみて下さい。

 

あなたはきっと自分で思っている以上にピアノが好きだから、ここまで続けてこれたんです。

 

「うまくなれないから、、、」

「ピアノの先生が嫌だから、、、」

「コンクールで痛い目にあったから、、、」

「将来性がないことに気付いたから、、、」

 

辞めたくなる理由なんて人それぞれだし、そりゃ色々あると思います。

 

でも続けてさえいれば、何か別の見方ができるようになるかもしれないんですよ。

新しい何かが見つかるかもしれない。

この先もっとピアノが好きになるかもしれない。

 

今後また別の記事に書こうと思いますが、ぼくは今ピアノが大好きでたまりません!

だからもしあなたが同じ境遇だったら、後悔する選択をしてほしくないんです。

 

ピアノは麻薬のようなもので、一度好きになってしまったら嫌いになんてなれないのかもしれません。

あるとしたら、何か都合が悪くて必死で嫌いになろうとしているだけ。

 

ピアノはそこにずっとあるんです。

 

もしあなたも辞めてしまった側のひとなら、一度だけまた鍵盤に触れてみて下さい。

きっと何かの想いが溢れ出てきますよ。

そしたらまた再開すればいいじゃないですか。

 

大丈夫ですよ、下手になってても誰にも笑われませんから。

だから私は今日もピアノを弾きます。




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