サイレントピアノは大人の都合!?
こんにちは、婿殿ヒロです!
お子さんがピアノを習い出すと色々な悩みが出てきますよね。
一般的に、ピアノの練習で一番問題になることと言えば、多くのご家庭は〈騒音〉ではないでしょうか?
農家や山村地帯などで隣の家が遠い一軒家に住んでいれば、特にピアノの音を気にしなくて済みますが、集合住宅などではどうしてもご近所の目が気になる、、、
「うるさいと思われてないかな?」
「こんな夜にピアノを弾いて迷惑じゃないかな?」
お子さんが自由にピアノを弾くことすら、騒音が気になってストレスを抱えてしまうようでは本末転倒です。
結局は大人の都合なんですよね、ピアノを弾くだけなのに周りの目を気にすること自体。
ちなみに、過去の記事でも練習環境の重要性をまとめています。
(記事はコチラ↓)
習い事の【ピアノ】を長続きさせる条件とは?親が備えておくべき考え方と環境構築のポイント
どうしてもピアノを〈騒音〉として考えなければいけない場合は、ボリュームを調整できる電子ピアノであれば、家から漏れない程度で弾くことができます。
しかし一方で、アップライトピアノやグランドピアノの場合は、ピアノの音はガンガン家の外に漏れてしまいますから、騒音としてはMAXに近いですね(笑
細かいことを言えば、アップライトピアノはマフラーペダル(3本あるペダルなら真ん中)を踏めば音を小さくできるのですが、正直これは「なんちゃって消音機能」。
さらにマフラーペダルを使用するとピアノの音自体がかなり濁ってしまい、日常的な練習方法としてはナンセンス。
他に、アップライトピアノならこんな消音パネルも可能です↓
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とはいえ、これらは気休めでしかなく、アップライトピアノやグランドピアノを自宅に置いて本格的に練習したいというご家庭は、騒音を防ぐ選択肢はたった2つしか残っていません。
① 防音室を購入する
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アパートやマンションなど賃貸住宅であれば、防音室を部屋の中に設置するのも手ですね。
しかし、防音室は非常に高価なわりには、防音室の中でピアノを弾いたとしても周囲が全く無音になるわけではありません。
それなりにピアノの音は聞こえてしまいますので、「鍵盤から出てしまう〈打鍵音〉は消せる」程度に考えておいた方が無難ですよ。
実はこの打鍵音も、集合住宅の階下や壁隣の家には相当な〈騒音〉と感じられてしまいますので、やはり何かしら対策は必要です。
② サイレント【消音】機能を搭載する
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今回の記事で取り上げたいのは、このピアノの音自体への消音対策。
基本的にアップライトピアノやグランドピアノ自体にはサイレント(消音)機能がないので、後付けとして搭載することになります。
ちなみにサイレント機能は精密な電子機器のジャンルになるので、値段もピンキリです。
良いものを買おうとすると数十万円もしますので、ピアノの音を消音にしたいという希望だけで相当な出費になることは避けられません。
初めからサイレント機能が搭載したモデルもあるので、本当に必要であればそういったモデルを購入した方が結果的に安く済みますので検討してみて下さい。
もっと細かく言えば、このサイレント機能を搭載することでピアノ本来の打鍵感が変わるなども言われていますが、実際にYAMAHA店頭のデモ機などで試弾してみても体感的に差を感じるほどではありませんでした。
ましてや小さなお子さんの場合であれば、この打鍵感の僅かな差は気にしなくても問題ないレベルですね。
幼少期はサイレント機能を使うべきでない
そもそも論ですが、幼稚園児から小学生にかけての幼少期にピアノの練習をする場合、サイレント機能は絶対に使うべきではありません。
サイレント機能を使うということは、ヘッドホンやイヤホンなどをして、完全に周りをシャットアウトしてしまいます。
実はこの行為が幼少期の練習にとっては大きなマイナス要素。
幼少期のピアノ練習は、親や家族が必ず聞いてあげるべきで、自分ひとりだけの世界に入らせてはいけないのです。
「え?音も気にせず自由に弾けてラッキーじゃん」
なんて感じてしまうかもしれませんが、これは大人の場合に当てはまるだけで、小さなお子さんにはメリットではありません。
これは多くの親御さんが結構勘違いしていて、最悪の場合はお子さんがピアノを嫌いになる原因にもなってしまいます。
よく考えてみればわかるのですが、ヘッドホンやイヤホンをして自分ひとりだけで練習するのは、小さな子にとって「孤独」以外の何モノでもないんですよね、、、
ピアノは本来一人で弾くものなので矛盾しているようですが、お子さんにとってはまだまだ大好きなママやパパに演奏を聞いてほしいのが正直な気持ちではないでしょうか?
たとえまだまだ下手でも、楽譜通りに弾けていなくても、親御さんが「上手だね」ってちゃんと褒めてあげることが大切なんです。
ピアノを習い始めた頃って、少し弾けただけでも家族みんなで喜びましたよね?
「自分がピアノを弾いたら、みんなが喜んでくれた!」
「ママやパパが褒めてくれた!」
これらの嬉しい・楽しい印象が小さなお子さんにとっては、ピアノを続ける唯一のモチベーションと言っても過言ではありません。
これは慣れてくると家族みんなが忘れがちなのですが、お子さんがピアノを続けていくために必要なことなので、しっかりと意識して下さいね。
(過去の記事で褒めることの大切さをまとめてます↓)
子どもを〈ピアノコンクール〉で入賞させるためには、適切なタイミングで【褒める・励ます】を怠らないことが大切ですよ
ピアノの音を気にしない環境を作る
繰り返しますが、幼少期のピアノ練習にサイレント機能は不要です。
どうしても近所に配慮する必要があるなら、アップライトピアノやグランドピアノではなく、電子ピアノで音量を調整して弾く選択をオススメします。
ヘッドホンやイヤホンを使って、小さなお子さんを自分だけの孤独な世界に閉じ込めてしまうには、あまりにも精神的に未熟すぎるんですね。
ぜひ、親御さんは一緒に演奏を聴いてあげて、感情を分かち合って下さい。
自由に音を鳴らし、聞きながら弾ける環境こそが理想なんです。
「ピアノの種類が〜」とか「表現力が〜」なんて意見は、お子さんがピアノを弾く喜びを十分に知ってからの次のステップと考えましょう。
将来ある程度成長して、どうしてもアップライトピアノやグランドピアノなどの生ピアノで練習しなければならないレベルまで到達したとき、そこで初めてサイレント機能の搭載を検討すれば良いのですから。
幼少期の感性を潰さないよう家族で配慮してあげることで、お子さんの音楽性やピアノの表現力は一気に伸びていきますよ!
(音で悩むくらいなら、電子ピアノを選択しましょう↓)
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