ピアノ教室は【コロナウイルス】感染対策は不利?!
こんにちは、ヒロです。
2020年に入り、コロナウイルスの蔓延で世界中が大変なことになっていますね、、、
日本は死亡者数こそ比較的少ないものの、じわりじわりとその影響が一般市民の生活に現れ始めています。
子どもたちは全国一斉に休校ラッシュで、自宅で過ごすのを余儀なくされている毎日。
感染対策の観点からもイベントなどの自粛は当然の措置ですが、身近なところに目を向けると、塾や習いごとの教室も今は休校せざる得ない状況になっています。
特に小さな教室は、不特定多数の子どもたちが密室で濃厚接触するわけですから、たとえマスクや手洗いで注意したとしても、やはり感染リスクは比較的高い場所と考えられます。
例えばピアノ教室。
生徒やその家族が感染していた場合、1対1でレッスンするピアノの先生は、ウイルスキャリア(保菌者)として非常に危険な存在になります。
というのも、その先生から次の生徒、また次の生徒とコロナウイルス感染が拡大すれば、やがては家族や学校単位での集団感染に繋がりかねません。
これは大袈裟でなく、インフルエンザ等のウイルスでも同じ話。
加えて、ピアノ教室の場合、一つのピアノを使って先生と生徒でレッスンするわけなので、結果的に鍵盤自体が感染リスクとなるわけです。
一人一人レッスンが終わったらその都度、鍵盤や譜面台などを消毒するのが理想かもしれません。
しかし、その消毒剤は単にウェットテッシュなどのアルコール製品だけでなく、次亜塩素酸など特殊な(とても強力)消毒剤を使わなければ効果が無いという学説も出ています。
家庭用の次亜塩素酸消毒剤(滅菌◎)
グランドピアノもアップライトピアノも、一般的にピアノ教室で使われている「生ピアノ」という楽器は木製ですから、木材にこれら強力な薬剤で消毒するというのは厳禁なんですね。(鍵盤は象牙なども場合もありますが、同じことです。)
私自身、医療に従事しているので次亜塩素酸は日常的な感染対策で使用しますが、一度使うだけでとにかく機器、用具の素材が痛む。
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密室で隣通し近距離での会話、同じ鍵盤を使った指導、そして一人一人のレッスン後に消毒できないという条件を踏まえると、やはりピアノ教室というのは、コロナウイルスの感染対策の観点で相当不利と言えます。
2020年3月の現時点で、近隣のピアノ教室も全て休止(レッスン延期)になっており、全国的にもおそらくピアノレッスンが受けれない状況になっていることは間違いありません。
おそらく戦後のピアノ教育においては、今回のケースは初めての事態でしょう。
ピアノ教室は【コロナウイルス】で経営難に陥る
当然ながらピアノの先生たちは収入源が絶たれてしまったので、コロナウイルスが収束しなければ遅かれ早かれ、ピアノの先生たち自身が生活できなくなってしまいますよね。
結果的に、ピアノ教室を閉鎖するところがポツポツと出てくるかもしれません。
これはピアノを習いたい生徒さんにとってもかなりの痛手で、近場にピアノ教室が無くなってしまったら、ピアノを続けること自体不可能になってしまうご家庭も多いはず。
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世界中がコロナウイルス蔓延(パンデミック)により、ピアノ教室で子どもたちがレッスンを受けれない状況が長く続けば、ピアノから離れてしまう子どもが必然的に増えていく、これはもう避けられない運命でしょう。
先日ヤマハのお店に訪れた際にスタッフから話を聞きましたが、併設しているピアノ教室が休校しており、経営がかなり苦しいと仰っていました。
お店自体の客足が減るので、ピアノも楽譜も何も売れなくなるそうです。
オンラインショップなどの通販で収益を出せるような仕組みを作っていないお店は、今回のコロナウイルス絡みの自粛ムード(外出しない)で一気に経営難に陥った、というのが実情でしょうね、、、
(ぜひ楽器店へ足を運びましょう↓)
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これからの時代に生き残るピアノ教室(レッスン)とは?
今回のコロナウイルスが収束したとしても、また次の新しいウイルスや細菌が出てくるのは避けられません。
しかし幸か不幸か、世界中の人々がこのコロナウイルス蔓延をきっかけに、市民としての感染対策への危機感を醸成できたことは事実です。
次の年、また次の年と、市民の関心は間違いなく感染に向けられるはず。
そう考えたとき、これまでに述べたように感染対策としては不利なピアノ教室が、この先も存続できるのか?
大袈裟に聞これるかもしれませんが、倒産や閉店というのはある日突然やって来るのではなく、ジワリジワリと経営者(=ピアノの先生たち)を追い込むわけですよ。
生徒たちが気づいた頃にはもうレッスンもできず、収益もなく、ピアノ教室も続けられないといった状況になっている可能性が高い。
こうなってしまった時代だからこそ、将来的に生き残るピアノ教室(ピアノの先生)について、私個人の意見を述べます。
結論は一つ。
オンラインレッスンの選択肢を持てるかどうか、これに尽きます。
対面でレッスンするのが一番理想なのは言うまでもありませんが、今回のコロナウイルスのように密室で指導できない状況は今後も起こり得ます。
その時にどう工夫して自分の生徒たち(教え子)のレッスンを継続させられるか、これが肝になるわけですよ。
「私たちはマスクをしてピアノ教室でレッスンを続けます!」
このような考えの方もおられると思いますが、それは「自分たちの住む日本は大丈夫」といった根拠のない誤った判断です。(ちょっと厳しい言い方ですが事実なので)
実際に、2020年3月時点でのヨーロッパ(特に高齢者の多いイタリア、スペイン)は感染者数や死亡者数ともに甚大な被害となっており、今後もさらに増大します。
このようなある種の医療崩壊が、日本で将来起こらない保証はありません。
ましてやこれらの諸国と同じように高齢者が多い人口ピラミッド(人口動態)ですから、確率的にはかなり高いと考えるべきです。
子どもたちのピアノレッスンを取り巻く環境も、間違いなく変化していくでしょう。
オンラインレッスンを提供できるピアノの先生かどうか、これからピアノ教室を選ぶ親御さんたちは一つの判断材料にすべきです。
大事なことなのでもう一度繰り返しますね。
自宅待機(外出禁止令)の状況でも、生徒たちが大好きなピアノを続けられる環境を構築してあげることが、今後の日本で生き残るピアノ教室(ピアノ講師)のスタイルだと予想します。
インターネットに関わるインフラ(5G、6G)が整備されれば、オンラインでのピアノレッスンが一気に主流になるのではないでしょうか?
ぜひ、ピアノの先生方には少しずつ準備(簡単な設備投資です)を進めてもらえれば幸いです!
(余談)大人はピアノ教材で学ぶのもアリ
余談ですが、大人の方でピアノをこれから学びたい方は、無理にピアノ教室にこだわる必要はありません。
ピアノ教材(本やレッスンDVD)でしっかりとカリキュラムが組んであるシリーズもあるので、とりあえず初めて見たい方は、自分の家に篭って練習するのも全然アリですよ。
ただ、やっぱり教材の文字を読んで独学で理解する必要があるので、小学生以下のお子様にはおすすめしませんね。
ある程度の年齢の大人であれば、ピアノ教材から入門するのも賢い選択肢。
30日でマスターするピアノ教本



コロナウイルスによる自粛ムード(自宅待機)を、ピアノの練習時間を与えられたとポジティブに解釈したいところです。
子どもたちも私たち大人も、前代未聞のこの状況を逆に有効活用できたらいいですね!
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