習い事の【ピアノ】を長続きさせる条件とは?親が備えておくべき考え方と環境構築のポイント

ピアノ

せっかくピアノを習っても、長続きしない子が多いのはなぜ?

 

こんにちは、ヒロです。

 

私は3歳ごろからピアノを習い始めて高校生まで毎週通っていたので、およそ12年ほど習い続けたことになります。(→記事はコチラ

 

もうすぐ小学5年生になる娘も同じように3歳ごろから習い始めたので、7年間はピアノを続けていることになりますね。

 

近所の子もチラホラと習っていたりすのですが、よく聞くのは「ウチの子辞めたがってるんですよね、、、」って感じの悩み。

 

あなたのお子さんはいかがですか??

 

せっかく幼児のうちから習い始めても、小学生低学年あたりで辞めてしまってる子って本当に多いんですよね。

 

すごくもったいないと思います、いろいろな可能性の意味でも。

 

ちなみに多くの子がピアノを辞めてしまう理由はこんな感じです↓

  • 本人がレッスン嫌い
  • 経済的理由で続けられない
  • 親の熱がない

 

実は意外と少ないんです、辞めてしまう理由って。

 

ピアノって楽譜が読めるようになればそれでもうOKってわけじゃないし、ある程度の年数を続けていかないと正直言って無駄になります。

 

そうならないために何かアドバイスできるかな?と今回記事にしました。

 

ピアノを12年続けてきた自分の立場と、娘にピアノを7年続けさせている親としての立場で、普段から大切にしている考え方や環境の作り方なんかをまとめます。

 

(もうすぐ年長になる息子も習っていますが、まだ1年目と浅いのでこの記事では割愛しますね!)

 

レッスン嫌いの子供にならないための工夫

 

辞めてしまう原因としてもっとも多いのが、ピアノの練習も含めたレッスン嫌い。

 

教える側(ピアノ講師)の問題

 

その理由の一つにピアノ講師側の問題が挙げられます。

 

教える側は触れられないネタなので私がズバッとお伝えしますが、自分のストレスを習っている生徒達にぶつける先生って意外と多いんです

 

もちろん、親が見学している前ではそんな姿は出しませんよ?

 

もしあなたのお子さんが嫌がるようになってきたら、お子さんの視点に立って話を聞いてあげてください。

 

教える側の問題でピアノが嫌いになるのは本末転倒なので、その場合はすぐに辞めて別の教室を探してあげてくださいね。(それが一番の特効薬ですから。)

 

実は私自身が習っていた教室がそうだったのでよく分かります。

 

周りの友達もみんな早く辞めてしまっていたので、中級より上の子はほとんどいませんでした。

 

先生の機嫌が悪いときはかなりきつく当たられ、弾いている手を叩かれたり怒鳴られたり、子供からすると怖いだけで散々だった記憶があります。

 

それでも物心つく頃からずっと習っていたので辞める選択肢などなかったのですが、他の子は辞める原因になっていたと思いますね、実際、、、。

 

我ながらよく耐えていたなと今では懐かしいですが(笑)

 

ピアノを弾く行為がすんなりできない

 

わかりやすく言うと、ピアノを好きな時に、自由に、好きな音量で弾ける環境が必要なんですね。

 

親がいちいち練習のたびに電子ピアノを出したり、カバーだらけで重たい蓋をしたアップライトピアノなんてのは、小さな子どもにとっては割とハードルだったりするんですよ。

 

子どもがピアノを弾きたいタイミングなんてかなり気まぐれですから、、、。

 

いつでも弾きたい時に、すぐに鍵盤を触れてすぐに音が出るといった環境の工夫が必要なんです。(これは結構重要なことですよ。)

 

ピアノって実は中毒性があって、弾きたい時に弾いていると、いつの間にか練習時間も伸びてきますし、弾きたいタイミングで弾くのが一番楽しいんです!

 

ピアノ経験のない親に多いケースが、練習させようと子どもを管理しようとするスタイル。

これは本当によくないので注意して下さい。

 

子どもが自然に鍵盤に触れられる環境こそが、ピアノを好きになってくれる秘訣なんです。

 

親のピアノへの熱意がない場合

 

経済的理由ならともかく、親がピアノにあまり興味がわかなくて、子どものレッスンまで辞めさせてしまうのは非常に残念は話です。

 

特に幼い子どもには何の主張もできませんから、この時点では。

 

本人はピアノが好きなのに、親側の都合で(例えばレッスンの送迎がめんどくさいなど)辞めさせてしまったら、その子の将来まで奪いかねない選択と言えます。

 

ピアノをただの音楽と思っている人が世の中にはたくさんいますが、そうではありません。

 

その子の将来の大事な部分を担う【人間性】を養うために有用な習い事なんですね。

 

感情の表現や社交性だけでなく、例えばコンクールなどを経験している子は大舞台での根性が桁違いに培われます。

 

ですから、もしあなたの熱意がなくてもそこは我慢して下さいね?

 

必ず習わせておいてよかったと振り返れる日が来ることを断言します。

 

おわりに

 

「ピアノなんて生産性ない趣味だよ〜」

 

弾けない人に限って、音楽に興味がない人に限ってこんなことを豪語したりします。

 

たしかにピアノを続けていても、将来の仕事のスキルには何の役にも立たないかもしれません。

 

でも音楽があれば人生は間違いなく豊かになります。

 

これは人類の長い歴史が証明しています。

 

そしてピアノはその唯一無二の存在を昔から譲りません。

 

プロのピアニストやピアノ講師になることが目標じゃなくていいんです。(むしろオススメしません。収入面でもかなり厳しいので。)

 

ピアノは趣味で弾く、それでいいじゃないですか。

 

人間性を豊かにして人生を創ってもらうことを、私は自分の子どもたちにも期待しています。

私自身がそうであったように。

 

ピアノを辞めさせようか悩んでいた親御さんに、少しでもアドバイスになれば幸いです。