【ピアノ購入】楽器店のアップライト&グランドピアノの展示品は弾いたらダメ!?試弾の「恥ずかしい」「弾きづらい」雰囲気は売る側の問題なので気にしなくてOK

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展示ピアノは弾きづらい?

 

こんにちは、婿殿ヒロです!

 

先日の記事で、アップライトピアノやグランドピアノを初めて購入する方は、絶対に店頭まで足を運んで、直接展示モデルから買うべき理由をまとめました。

 

(詳しくはコチラ↓)

【ピアノ購入】高価なアップライトピアノやグランドピアノを買うなら信頼できるお店に直接足を運ぼう!〈展示されているピアノ〉から選ぶことがオススメです!

 

ヤマハやカワイなどの楽器店に一度でも行ったことがある方なら想像できると思いますが、店舗内にはアップライトピアノやグランドピアノがたくさん展示されていますよね。

 

どれもツヤツヤで、とても綺麗で、素敵なピアノばかり。

 

「今すぐ弾きたい、、、」

 

ピアノを弾ける方なら、それは正常な心理状態ですよ(笑

 

でもメーカー公式の販売代理店って、どこも本当に堅苦しい雰囲気なのが実情です。

 

だから〈ピアノの音〉すら出しにくい!

 

こちらとしては、ただただ展示されているピアノを弾きたいのに、簡単には触れない雰囲気なんですよね。

 

ましてやグランドピアノなんて専用ブースに設置されていたりして、入ることすら許可が必要?みたいな、、、

 

これは世界的なシェア数を誇るヤマハやカワイだけでなく、大半の楽器店もピアノの試し弾きって実際しづらいんですよ。

 

ピアニストやピアノ講師、あるいは相当な経験者であればピアノがうまいので、難しい曲を格好良く弾いて、店内でも「おぉーーーー」なんてなったりしますが、一般のご家庭ではなかなか難しいですよね。

 

ましてや初めてアップライトピアノに触れる、初めてグランドピアノを生で見た、なんて方も多いはずですから。

 

購入する側なので、実際に弾いて確かめなければいけないんですよ? 本来なら、、、

 

でもアップライトピアノやグランドピアノを目の前で見ると、意外と尻込みしてしまうんです。

 

この尻込みは大人になればなるほど顕著で、何もわからない小さな子供なんてすぐに走っていって「ダダーーーーーーン」なんてどデカイ不協和音を鳴らしてしまい、「こら!!触らないの!」なんて親御さんも慌てて怒鳴ったりして。

 

楽器店にいると良く見かける光景ですし、実際に私も子供と一緒に行くと注意してばかり。

 

店舗によっては【ピアノを勝手に弾かないこと!】なんて注意書きが貼ってあったり、、、

 

なんだかセツナイです。

 

ピアノって音を楽しむためなのに、安い電子ピアノなら電気屋さんなどでも自由に触れて、本物のピアノは触ったらダメって、、、

 

日本人の国民性の問題なのかわかりませんが、音楽って小さな子供の段階から普及させていくべきで、その子たちにこそ本物の楽器に触れる機会を作ってあげるべきではないでしょうか?

 

店内が〈堅苦しい〉理由

 

そもそも人生を楽しむための楽器なのに、その売り場が触ることすらNGの重苦しい雰囲気になってしまっているのは、以下の理由があります。

 

① 高額商品を扱っている

 

アップライトピアノは中古ですら30万円以上するのが普通ですし、グランドピアノであれば新品で1000万円を超えるような代物もあります。

 

まぁ、1000万円を超す高額なピアノは確かに美術館レベルですから、触る行為を禁止にしているのも納得できます。

 

しかし実際に市街地の楽器店に展示されているのは、よくて100〜300万円程度のピアノ。

 

一般のご家庭に対する商売ですから、頑張れば手が届く金額帯のピアノを取り扱っている楽器店が大半で、中でも30万円台の中古アップライトピアノは非常に多く展示されています。

 

その程度の価格帯であれば、お店側ももう少し自由に弾かせてあげる配慮があっても良いのでは?

 

子供が少し触ったくらいで壊れるようなピアノだったら、そもそも買ったら大変なことになりますよね(笑

 

② 表面塗装が施されている

 

それでも小さな子供に触らせたがらない理由の一つに、この表面塗装の問題があります。

 

要するに〈売り物〉なので、ほんのわずかな傷もつけて欲しくないんですよ、売る側は。

 

おもちゃやお菓子など、どんな硬いものを持っているかわからない子供ですから、予期せぬ傷がつくことは確かに可能性としてありますね。

 

実際に我が家のアップライトピアノも、「なぜこんな傷がつく?」って感じの傷や汚れが普通に見つかったりしますので、小さな子供は何をしでかすか本当にわかりません、、、

 

傷がついてしまってからでは遅いので、これはお店側が厳重に管理するのも納得なのですが、それならばしっかりお客さんに説明して、安全な状態で自由に弾かせてあげれば良いのです。

 

③ 店員に怒られたくない

 

意外な理由ですが、あるあるネタ。

 

ピアノの音を出した途端にすぐに店員さんが飛んできて「触らないで下さいねー」の記憶があると、お客さんは普通に弾くことに罪悪感を覚えてしまいます。

 

お店全体が堅苦しい雰囲気になっているのは、音を出したらそうなることを大人が肌で感じているからかもしれません。

 

「怒られる、、、」

 

本当は弾いてもらいたいのに、ピアノも可愛そうです。

 

たくさんピアノが展示さている楽器店なのに、週末もお客さんがいなくてガラガラなんてお店は、あまりにも「触らせない」「弾かせい」ことが原因だったりしますが、売る側は全く気づいていませんね。

 

展示ピアノを自由に弾くためには?

 

私がもし売る側だったら、アップライトピアノやグランドピアノで200万円以下なら、自由に弾けるような配慮をします。

 

汚れがつくリスクはあるかもしれませんが、実際に自由に弾くことで気に入り、購入を決めるお客さんが結果的に増えると見込めるから。

 

店員さんが横についてしまうと、なんだか重苦しくて自由に弾けないんです。

 

特に初めての方は、横で説明されたりセールストークが始まってしまうと、もはや何がなんだかわからなくなりますよね。

 

そんな方にもオススメの方法があります。

 

それは〈習っているピアノの先生〉あるいは〈顔馴染みの調律師〉を一緒に連れて行くこと。

 

これは効果抜群ですよ!

 

人によっては多少の謝礼金は発生してしまうかもしれませんが、ピアノ講師や調律師が一緒だと売る側も態度が激変します(笑

 

そりゃそうです、ピアノ業界のプロですから。

 

ピアノを触ることへの信頼度もプロ同伴なら一気に高まるので、「どうぞ自由に触ってください」なんてあっさり言われたり。

 

「え、そんな簡単に?」

 

と驚かれるかもしれませんが、ピアノ業界のプロであることをお店側に伝えておけば、本当に扱いが変わります。

 

残念ながら、高額なピアノを扱う楽器店ではこれが現実なんですね、、、

 

これ以外のメリットとしては、やはり専門家の意見を聞けることが大きいです。

 

特に中古ピアノを購入する場合は、素人目線では気づかないような音の鳴らなさ、ピアノ内部の状態などはピアノ講師や調律師に判断してもらった方が間違いありません。

 

おわりに

 

これからアップライトピアノやグランドピアノを購入される方は、ぜひ店頭で展示品を試し弾きして下さいね。

 

弾きづらい雰囲気を感じたら、まずは思い切って店員さんに声をかけ、自由に触らせてもらいましょう。

 

ピアノが下手でも何の問題ありませんよ!

 

あるいは、それが嫌ならピアノ講師や調律師という武器を連れて挑む(笑

 

とにかく失敗しないピアノ購入には試し弾き(試弾)が必須ですから、これからはどんどん楽器店に足を運んで、直接あなたのお気に入りピアノを見つけて下さいね!