『SEOに強いWebライティング 売れる書き方の成功法則64』(ソーテック社)
こんにちは、婿殿HIRO(@donomuko16)です。
ブログを始めて約2カ月が経過しました。
色々な本を読みあさり、やはりSEO(Search Engine Optimization)は避けて通れないことを学びました。SEOとは、例えばGoogleやYahoo!などの検索結果ページで、自分のWebサイトをできるだけ上位に表示させるように対策することです。
つまるところ、一生懸命記事を書いても検索結果の順位がかなり下過ぎるので、誰もサイトに見に来てくれないわけですね。それを何とか頑張って解決するのが、今の時代のブロガー達の課題なわけですよ。
大前提としてコンテンツの量(ブログの記事数)があるのですが、私も医療現場で働く傍ら、なんとか2カ月で50記事を達成できたので、そろそろ本格的にSEOについて勉強する段階かなと感じました。だってアクセスがほとんど増えないんですもん、、、、(笑)!
ということで、今回は凄い著者にお世話になりましたよ!SEO講座を多数手がけている【ふくだだみこ】さんです。御略歴も以下の通り文句なしです。
- 株式会社グリーゼ(←コンテンツマーケティング会社)取締役
- 全日本SEO協会認定SEOコンサルタント
- セールスフォース・ドットコム認定Pardotコンサルタント
書籍のタイトルは『SEOに強いWebライティング 売れる書き方の成功法則64』。そのまま64項目のポイントを丁寧に紹介してくれています。初学者の私でも全く抵抗なく読み進められました。
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ちなみにサブタイトル【集客・成約率アップのための”売れる”文章術】にある通り、実際には企業のWebサイト作成者向けの内容が多いですいが、ブログを運用するにあたっての共通事項が多く、入門者~1年以内の方にとっては必読書です!
序盤はブログ運用の【基礎知識】をはじめから丁寧に
この本の特徴のひとつに、常にマーケティングの視点から学んでいくということが挙げられます。
要するに、ブログの読者もお客様なわけで、企業と同じように個人ブログでも戦略性を持って作成していきましょう!という【ふくだたみこ】さんの主張です。
ユーザーが「役に立った」「おもしろかった」と思うと、FacebookやTwitterなどのSNSでシェアされ、コンテンツ自体がどんどん拡散されていきます。拡散されたコンテンツは、新たなユーザーの目に触れることになり、新たなユーザーをWebサイトに連れてきてくれます。
最初のユーザーはコンテンツSEOからの集客でしたが、拡散されたコンテンツからも新たな集客ができるようになる。これこそ、コンテンツSEOの醍醐味です。
引用元:(2016年)ソーテック社出版 ふくだだみこ『SEOに強いWebライティング 売れる書き方の成功法則64』31Pより
ブログ入門者にとっても目指すところですよね。ひとつひとつの記事を読者目線で丁寧に作成し、将来的に拡散されるところまで視野を広めましょう!
文章力を鍛える① ロジカルライティング
そもそも、ブログ初心者の悩みのひとつに、自分自身の文章力がいったいどのレベルなのか、ということが挙げられます。
私も仕事がら文章を書く機会は多い方なのですが、ブログの記事となると少しアプローチが異なるので、初めの頃の文章は割と酷いですね(笑。あとでリライトしなければ、、、)
そういった方に向けたアドバイスも本書では充実しています。さすが【ふくだたみこ】さんの講師目線といったとろこでしょうか。
文章を書くことに慣れていない人は、「総論にこんなことを書こう」「各論はこんなふうに展開しよう」「結論はこんなふうにまとめよう」という大筋(骨子)を考えてから、文章を書いていくようにしましょう。
文章を書くことが苦手という人の多くは、文章が下手なのではなく、構成がぐちゃぐちゃになってしまっているだけです。いきなり1行目から書いていくのではなく、「総論・各論・結論」の構成をじっくりと組み立ててから、文章を書くことに慣れてください。
引用元:(2016年)ソーテック社出版 ふくだだみこ『SEOに強いWebライティング 売れる書き方の成功法則64』100Pより
私自身もよくやらかしてしまうのは、【代名詞】を多用してしまう癖です。次の本文はなるほど!と頷ける内容ですが、他から教えてもらわなければ気付きにくいテクニックでもあります。
代名詞とは、「私」(中略)「それら」のようなものです。代名詞はいろいろな名詞を置き換えて使われています。本r内なら代名詞が示す「名詞」が存在するはずなので、Webライティングにおいては代名詞を使わずに「名詞」を表記するようにしましょう。
読者は代名詞だけを見ても意味がわからないため、代名詞の前後を読んで、代名詞が指し示す名詞を特定しなければ理解ができません。(中略)
SEO的な観点で考えても、代名詞よりも普通名詞、さらに固有名詞で表記したほうがSEO的に有利になります。名詞(キーワード)の出現頻度が多くなるからです。
引用元:(2016年)ソーテック社出版 ふくだだみこ『SEOに強いWebライティング 売れる書き方の成功法則64』144Pより
文章力を鍛える② キャッチコピーライティング
キャッチコピーとは、一番初めに目に入るタイトルなので、当然ですがインパクトが重要です。
本書では、キャッチコピーを2種類に分けています。一つ目は読者にとってのプラスの欲求(幸福感を満たす)向け、二つ目は反対にマイナスの欲求(辛いことを解決したい)向けです。
結論としては、プラスの欲求に対しては、ポジティブな表現方法が有効であるということ。一方のマイナスの欲求に対しては、読者の悩み事や不安をストレートに指摘する方法が有効であるということ。
私も、これまでの記事のキャッチコピーは割と不適切だったことを反省しています。やはり上記のような心理学を基盤にしたメッセージというのが重要なわけです。タイトルのつけ方を毎回悩んでいる方は、ぜひこのセッションで勉強して下さい!
文章力を鍛える③ エモーショナルライティング
エモーショナルライティングとは、読者の感情に訴える書き方です。ちなみに、皆さんは次の用語を御存知ですか?
- AIDCAS(アイドカス)の法則
- PASONA(パソナ)の法則
「そんな言葉は聞いたことが無いなぁ、、、」
という方が大半ではないでしょうか?(私も初耳でしたので、、、)
実は、私達が商品を購入する際には、大抵この二つの戦略どちらかにはまっています。AISCASの法則、PASONAの法則はそれぞれエモーショナルライティングの基礎となる、心理学のようなものです。
つまるところ、お客様(ブログなら読者)に商品を購入してもらうまでの、誘導の仕方ということですね。本書ではしっかりと解説してくれているので、アフィリエイトなどで成果が出ない方はぜひ一度参考にしてみて下さい。もちろん、販売企業の方にもオススメの一冊です!
おわりに
結構分厚い本(全296ページ)でしたが、中身は非常にシンプルなので、読むのが遅い私でも2日間で隅々まで読破できました。
文章の書き方だけでなく、マーケティングの基礎的な内容やコンテンツへの集客方法まで一気に学べるので、ブログ初心者はこの本を教科書的な役割にできそうですよ!
余談ですが、テレビショッピングのトークがなぜあれほどに売り上げを叩き出せるのか、この本ですべて理解できます(笑)
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