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神道と仏教の信者数
こんにちは、婿殿HIRO(@donomuko16)です。
今回の内容は、日本の二大宗教の信者数に触れていきます。やはり政府公式データとなると信頼性が違いますよ。
「信者」と言ってしまうとオカルト教団的イメージが沸いてしまうかもしれませんが、ここでの信者とは一般的な日常の習慣がどちらに属するか程度に考えて下さい。
神道と仏教の信者の違いについて解り易い例を挙げるとすれば、死者を弔う儀式(いわゆる葬儀・葬式)をお祭り形式で行うなら前者、お坊さんを呼んで供養するのは後者となります(あくまでざっくりと、ですよ)。
お墓については意外と両者同じような感じだったりもするので、素人では見分けがつかないと思います。途中で一族が改宗(仏教→神道など)したりした場合にどうなるのか、私もよく分かりません。
つまるところ今回の仏教信者とは、葬儀でお坊さんを呼んで供養する人の割合、と捉えていただいて構いません。それでは早速ですが平成29年度の信者数を『宗教年鑑』のデータからまとめます。
・神道系: 84,739,699人(約8千5百万人)
・仏教系: 87,702,069人(約8千8百万人)
・キリスト教系: 1,914,196人(約2百万人)
この差は皆さんは何となく予想できましたか?前回記事でまとめたデータでは、宗教法人・団体数では神道系が仏教系を上回っていましたが、信者数でみると3百万人ほど仏教信者が多いようです。とはいっても、母数からみれば僅かな差なので、日本は実人数においても「二大宗教国家」と言えます。
特筆すべきなのは、むしろキリスト教信者は全国民の1%程度しか存在していないという事実です。これは皆さんも意外だったのではないでしょうか?クリスマスは日本でもビッグイベントですが、宗教的な意味合いからすれば日本はまったくもって関係ないわけです。この1%の人達が奮起してきたとは考え難いので、私達日本人というのは本当に海外の文化をすんなり吸収できる民族だったことが裏付けされています。
余談ですが、ハロウィーンもキリスト教に纏わるイベントと思っている人が多いようですが、実際には全く違います。現在ではアメリカの国民的イベントと化していますが、これはまさに日本におけるクリスマスのような感じです。
「え、、、、知らなかった、、、」
はい、リアクションありがとうございます!!
実は、ハロウィーンは古代ケルト人の仕来たりです。ケルト人は主にヨーロッパ全域に住んでいましたが、元は中央アジアの草原に住んでいた移民です。要するに、ハロウィーンとは中央アジアから伝わった秋の収穫祭(正しくは、悪霊を追い出す宗教的な行事)だったわけですね。ハロウィーンがアジア発祥、ということを知っている人は相当少ないと思われます。
仏像フィギュアの【イSム(いすむ)】

都道府県別の信者数
いやー、なんだか10記事以上続いている道元の教えシリーズよりも書いていて面白いです、このテーマ(笑)
続けて、都道府県別のランキングを発表します。以下は信者数の多い順位と思って下さい。
・神道系
1位: 東京都 6,823,584人(約7百万人)
天皇=神のイメージがあるからでしょうか。皇居のある東京都は神道系が非常に多いようです。しかし、意外にも長野県が東京都と同程度でした。ちなみに、天皇と神の関係については相当な深い話になりますので、別の機会にじっくりと解説していきます。仏教の解釈と同じように、国民の多くが「神様」について勘違いしているのが事実です。
2位: 長野県 6,414,752人(約7百万人)
3位: 大阪府 5,879,035人(約6百万人)
最下位は鳥取県で約20万人です。都道府県によってここまで乖離するわけです。
・仏教系
1位: 東京都 35,684,293人(約3千6百万人)
なんということでしょう、、、。東京都は天皇絡みと思いきや、仏教系が圧倒的に多いという事実が判明しました。神道系の約5倍ですから驚きです。そもそもの人口が多いので驚異的な信者数ですが、悲しいことに土地価格の高騰により墓石すら持てない家が多いのが実情です。東京都民のお墓参り文化は無くなるのも時間の問題です。
2位: 大阪府 3,065,642人(約3百万人)
3位: 兵庫県 2,888,026人(約3百万人)
最下位は予想通り沖縄県で、5万人にも満たない状況です。琉球文化の影響もあると思いますが、現在の人口に対する割合でみた場合どうなるのか、その他の都道府県でも気になるところです。
・キリスト教系
1位: 東京都 856,646人(約85万人)
2位: 神奈川県 304,358人(約30万人)
3位: 大阪府 73,549人(約7万人)
さすがにキリスト教は神奈川県が譲りませんね。神奈川県は鎌倉にある寺社仏閣のイメージが強いのですが、都市部でみた場合には文化的にも建物的にもキリスト教の影響を相当受けています。(私も過去に横浜に住んでいたことがありますが、横須賀基地が近かったこともあり夜の街はアメリカ人だらけでした。)国際結婚も多いので、キリスト教へ改宗した人達も含まれている結果と考えられます。
さて、いかがでしたでしょうか。実際の順位としては元の人口の多さによるところもありますが、宗教側の観点からすると、この信者数というのは「人材」でなくそのまま宗教の「人財」です。要するに、信者の絶対数(他地域や他宗教に対しての相対的な割合では力として意味が無い)が重要なのです。
現在の日本においては宗教戦争が皆無であり(教団等の抗争は別として)共存状態にあります。歴史的な背景では二大宗教も様々な対立を繰り返して今に至るわけですが、国民の多くはそのことを知りません。しかし、私はそれが一番良いと考えていますし、世界の国々も見習うべき国民性ではないでしょうか。
宗教というのは極端な話、戦争や殺人を引き起こす原因です。それだけ人間の信仰心というのは強力なのです。ですから、私たちは自分自身の宗教について、自分たちで正しく学ぶ必要があります。「悪」を善とする始祖・開祖などいなかったのですが、これについては道元の教えシリーズで解説していますので、ぜひ参考にして下さいね。
ここまできたら「神道」も正しく学びましょう!!☟
日本人の【神様】は、実は明治政府が創り上げた文化という史実