(経験談)ケーキを食べたら【金属片】が混入していた!!
こんにちは、ヒロです。
つい先日、妻の誕生日祝いとして、近所の有名なお店でショートケーキを購入しました。
楽しいはずの誕生日だったのですが、そこでとある事故が、、、
家族みんなでケーキを食べていたのですが、突然、妻が叫びました。
「痛っ、、、、!!!」
口に指を入れて何かを取り出す仕草をしたので、私はすぐに異物混入だと察しました。
妻が口から取り出した物を見て、普通にビックリ。
(写真↓)

サイズは小さいですが、かなり鋭利な金属片ですよね。
妻はケーキを噛んだ時にこの金属片が口の中に刺さったようで、口内の粘膜から出血もしています。
おそらく調理器具か何かの破片だと思いますが、絶対にケーキの中に入っていてはいけない危険な異物ですよ、これは。
妻は口の中に刺さった程度で済んだのが不幸中の幸いで、もし飲み込んでいれば、食道や胃、腸管の粘膜に刺さってしまうリスクがありました。
ましてや一緒に食べていた子どもたち(幼稚園児、小学生)が飲んでしまっていたらと考えると、ゾッとしてしまいますよ。
(この中に入っていましたが、絶対にわからないです↓)

当然ですが、一緒にケーキを食べていた子どもたちは、すぐに食べるのを止めさせました。
同じ調理器具を使っているはずなので、他のケーキにも異物混入がある確率が非常に高いからです。
誕生日にケーキを食べたママの口から出血したことに驚いた子どもたちは、その後ケーキ恐怖症になってしまい、透明なゼリー類しか食べなくなってしまいました。
いつか忘れて、また大好きなケーキを食べてくれればいいのですが、、、(怖い思いをしたトラウマは簡単に消えないので)
異物混入を発見した際にとった行動と、店側の対応
食べ物への異物混入は、少ないながらもある一定の確率で起こりうるのは仕方ないです。
良く聞くのは髪の毛だったり、小さな虫だったり、、、
そうは言っても、やはり料理を提供するプロフェッショナルであるなら、異物混入は本来絶対に起こしてはいけない事故だと思います。
特に我が家が経験した「鋭利な金属片」など、人の健康に危害を及ぼすような危険物の混入は、噂が広まれば閉店に追い込まれるかもしれません。
今回は妻が口の中を怪我した程度で済みましたが(子どもたちの精神的なショックもですが)、同じケーキを購入している他のお客さんが心配だったので、すぐにお店に電話して経緯を説明しました。
すると、オーナー(パティシエ)から、家まですぐに謝罪に行きますとのこと。
電話を切って1時間後、代わりの別のケーキ(お詫び)を持ってオーナーがやってきましたが、いやいやちょっと待って下さいよ!!
購入したばかりのケーキに金属片が入っていた直後に、同じお店の同じ日のケーキをお詫びに渡されても、怖くて食べれるわけないじゃないですか、、、(オーナー本人には言いませんでしたが)
普段は髪の毛が入っていようが一切クレームなど言わない私ですが、この金属片だけは臓器に刺さった後のことを考えると(医療従事者として)看過できませんでしたので、オーナーとしっかり話しました。
- なぜ、このような鋭利な金属片がケーキの中に混入したのか?
- お店として、再発防止策はあるのか?
この2つは単なるクレームでなく、今後もお店を利用する客からすれば当然の疑問ですよね?
残念ながらこの2つの質問に対して、オーナーから的確な回答は得られませんでした。
「ケーキの下地は外注しているので、おそらく他の工場で混入したと思います。」
「調理器具が簡単に破損するとは思えないので、別の要因だと思います。」
こんな感じで、店側の責任ではないの一点張り。
自分たちに責任がないなら、なぜ、お詫びのケーキを持ってきたのでしょう?
自分たちに責任がないなら、なぜ、直接私の自宅まで謝罪にきたのでしょう?
地元では結構有名なケーキ屋さんなのですが、この事故に関してのオーナーの対応は残念でしたね、、、、
金銭を受け取って料理を提供する「サービス業」なら、食べる人の安全まで考えるのが責任者の役割のはずです。
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異物混入で返金は可能か?(今回のケース)
結論から述べると、当日購入したケーキ代の返金はありませんでした。
値段も高めの店で、支払った家族全員分のケーキ代は5千円ほど。
お代を返金してほしくてクレームを言ったわけではないので構いませんが、こちら側としては金属片を発見した時点で怖くなってしまい、残りは食べれませんでしたので、市民の感覚的には返金対象になるのではないかと、、、
ただ、当時は他のお客さんがとにかく心配だった理由で連絡したので、特に返金請求もしませんでした。
ちなみに、私は返金されませんでしたが、このようなケースはそもそも返金対象になるのでしょうか?
弁護士ドットコムの消費者被害で調べたところ、長崎県の弁護士ランキング1位である黒岩英一氏が似たような質問に回答していたので転写します。
前略…法的には元の状態に戻す(代金を返し、商品を返す)ことが原則となります。民法で決まっていることです。
食べ残しのケーキだとしても「商品を返す」に該当するのであれば、上述のように返金してもらえるのかもしれませんが、ネットの掲示板では「食べてしまったので返金されなかった」というケースも多いので、最終的にはお店側の対応によるのかもしれません。
異物混入で怪我をした場合、慰謝料は請求できる?
今回、私の妻はケーキの中に入っていた鋭利な金属片で口の中を切り、出血しました。
普通に怪我したわけですが、そもそもお店側に慰謝料を請求できるのでしょうか?
同じように弁護士ドットコムの消費者被害で調べたところ、兵庫県弁護士ランキング1位の岡田晃朝氏は次のように回答しています。
異物混入については、それによって生じた損害をあなたが客観的に証明できるのならば(例えば医師の診断書で異物により病気になったことが明白など)、その分の賠償請求は可能です。
つまり、怪我を理由に病院へ行って、しっかりと診断書を書いてもらえばOK。
ただし、慰謝料ではなく、“その分(=病院で支払った金額)”の賠償が可能というだけなので、この点は注意が必要と思います。
怪我したからと言って、根拠もなくお店側にお金を請求しては行けませんよ(笑
それはただのクレーマーになってしまいますので、、、
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ちなみに今回、妻が金属片で怪我をしたことを伝えた際、オーナーからは
「医療機関を受診したらこちらで全額支払うので、その時は教えて下さい。」
とのことでした。
これに関しては法的に妥当な判断と言えます。
私の妻は口を切っただけなので受診までは流石にしませんでしたが、小さなお子さんが飲み込んでしまった場合などは深刻です。
鋭利な小物の誤飲は、例えば食道へ刺さったり、最悪の場合は消化管穿孔(腸管に穴があく)につながりますので、一刻も早く内視鏡などで摘出しなければいけないケースもあります。
異物混入は軽く判断してはいけませんよ!
異物混入の統計データ(国民生活センターより)
ここで、独立行政法人・国民生活センターに報告された、過去の異物混入に関するデータをまとめます。
危害情報の割合
- 食料品 14%
- 外食、食事宅配 40%
- 混入対象は調理食品となる惣菜・弁当が208件で最多、次いで外食が175件
- 食料品の混入物は「虫」が345件で最多、「金属片」が253件
- 外食、食事宅配での混入物は「毛髪」などの身体に関わるものが多い
金属片が結構多いのがデータからも読み取れます。
極論は運になってしまいますが、なるべくなら遭遇したくない事故ですよね、、、
消費者へのアドバイス
異物混入は、小さなお子どもを持つ親御さんは余計に怒りたくなってしまいますよね。
「子どもがこんな鋭利な金属片を飲み込んだらどうするんだ!!」
これが普通の感覚だと思います。
ですが、もしあなたやあなたのお子さんが異物混入で誤飲などした場合は、怒る前にまずは冷静に、迅速に対応すべきです。
前項と同様に、独立行政法人・国民生活センターでは消費者へどのような行動をとれば良いかアドバイスしてくれていますので、最後はそちらを引用します。
- 嘔吐、下痢、腹痛などの症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。
- 消費生活センターに相談しましょう。
- 異物の混入に気付いたら、飲食せずに事業者に連絡しましょう。
- 異味・異臭を感じたり、健康被害につながるおそれが否定できない場合は、保健所にも連絡しましょう。
- 外食での異物の混入については、混入の事実を従業員と一緒に確認しましょう。
繰り返しますが、単なるクレーマーにならないよう、落ち着いて冷静に、ですよ!
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