【大人ピアノ】有用な練習は弾きたい曲の楽譜です。王道のピアノ教本をあえて外す考え方とは?

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山ほどあるピアノ教本から、あなたは正解を探せますか?

 

こんにちは、ヒロです!

 

(実はこの記事、5ヶ月ぶりのブログ更新なんです笑)

 

先日久々にヤマハの店頭に足を運びましたが、ピアノ教本を紹介するコーナーが特設されていました。

 

相変わらずものすごい種類、、、

 

ある程度のピアノ経験者なら、難しそうな表紙のピアノ教本でも区別がつくと思いますが、普通はよくわかりませんよね(笑

 

しかも最近は、昔から変わらない王道的な楽譜だけでなく、現代人向けに編集された新ジャンルなどが出版されており、もう何を選んでいいのやら。

 

ピアノ教室に通っていて、先生が選んでくれた教本をそのまま練習していくだけならまだいいのですが、独学で始めようと考えている方にとっては本当に悩ましいですよね!

 

口コミは「あれがいい」「これがいい」「あれはもう古い」など、好き放題の意見だらけ。

 

そもそも、ピアノ教本の選択に本当の正解なんてないんですけどね。

 

この教本を使えば必ずピアノが上達する、というのが学術的に証明されていれば、世界中の人たちがその通りに練習しますが、実際はそうではありません。

 

楽譜の研究に人生を捧げているような音楽大学の研究者ですら、いまだにその答えが出ていない。

 

ましてや一般人の私たちが、「独学ではじめるためのピアノ教本がどれが良いか?」なんて誰も正解をわかるはずない。

 

というのが私の持論です。

 

独学でピアノを弾けるようになりたいなら、答えはひとつ。

 

「これから頑張ってピアノを弾けるようになりたいんだけど、何の本で勉強すればいいの?」

 

という相談を受けることがあるのですが、私は必ずこう答えます。

 

「ちなみに、何か弾きたい曲がありますか?」

 

すると皆さんそれぞれ、「○○○が弾きたい」「ドラマで気に入ったあの曲がいい」など、絶対に弾こうとしている曲があるんです。

 

でもそれは当たり前のことですよね?

 

例えば、小さなお子さんが親に連れて行かれて(何だかよく分からず)ピアノを習い始めるのとは意味が違います。

 

大人になってピアノを弾けるようになりたいという方は、必ず弾きたい理由があるので、それがいわゆるモチベーションなんですよ。

 

冒頭の質問をもう一度繰り返します。

 

「これから頑張ってピアノを弾けるようになりたいんだけど、何の本で勉強すればいいの?」

 

答えは、たったひとつ。

 

自分が弾きたいと思う曲の楽譜だけでいいんです、独学なら。

 

あとはそれを少しずつ毎日練習して、弾けるようになるまで頑張るのみ!

 

ピアノ教本は買わなくていいんですよ。

 

あえてピアノ教本は選ばない、という考え方

 

独学でピアノを練習するなら、ピアノ教本は不要!

 

こんなことを言ってしまうと、ピアノ教室の先生たちからは叩かれますね、、、

 

でも、私はこれが実情だと確信してるんです。

 

例えば、大人が独学で「ピアノ教本」から練習していくパターンを想像してみましょう。

 

まず、世の中に出回っている全てのピアノ教本は、ピアノが上達するための練習用の本ですから、初心者用でも多くの曲が入っています。

 

それを苦労して楽譜を読みながら1曲ずつ、練習を続けていきます。

 

「1ヶ月頑張ってやっと弾けるようになったぞ!よし!次の曲!」

「うわー、、、全然弾けない。また片手から練習だ、、、」

 

そうこうしているうちに半年近く経過し、ここまでは頑張って毎日コツコツ、ピアノ教本を1曲ずつ順に練習したとします。

 

さて、ここで問題です。

 

この方は半年間ピアノ教本を練習して、人前で何か曲を弾けるようになったでしょうか?

 

おそらく、何も弾けません。

 

大人の記憶力なんてそんなものなんです、、、

 

一度弾けるようになったはずの練習曲が、次の曲に移った頃にはもう弾けてないのが普通です。

 

残念ですが、大人が独学で始めるピアノの練習はこれが現実。

 

このことが体感的にも十分わかっているので、私はどのピアノ教本が良いかなんて絶対に薦めません。(大人が独学で始めるのが前提ですよ?)

 

働きながらの大人は、そもそも時間がない。

 

子供がピアノをコツコツ習うのとは、絶対に切り分けて考えるべきなんです。

 

ピアノを上達したい意志が強いあまり、ピアノ教本を選んで基礎の基礎からガチガチに練習したくなる気持ちもわかります。

 

しかし、現実的に自分が費やせる時間と向き合うことが重要ですよ。

 

(大人ピアノに関してはコチラ↓)

忙しい社会人の【ピアノ練習】は基礎から?それとも弾きたい曲だけ?大人は目的次第で〈効率的な〉ピアノ練習法が異なります!

大人になってから独学でピアノを練習すると【腱鞘炎】になる?!〜手首の関節に痛みが出た時の〈対処方法〉を紹介〜

 

弾きたい曲の楽譜に絞り、難易度を上げていく

 

あなたがもし、相当なピアノへのモチベーションで毎日6時間費やせるなら、ぜひ小難しいピアノ教本を買って練習して下さい。

 

ただし、それだけ時間を費やせるなら独学でなく、ピアノ教室に通うべきです。

 

そうでなければ、自分が弾きたい曲の楽譜のみに絞って、コツコツ練習して下さい。

 

独学でも、毎日弾き続ければ必ず人前で演奏できる形になることは約束しますが、とても長い年月積み重ねる必要があります。

 

だから、モチベーションが必須なんです。

 

弾きたい曲だから、それでやっと保てるモチベーション。

 

ピアノ教本の何だか訳もわからない曲を一生懸命練習しても、あなたの心は正直あまり満たされないでしょう。

 

だったら、ゴールに向かって一直線!

 

お気に入りの曲をいつでも好きな時に弾けた方が、ピアノを絶対に好きになります。

 

まずは初心者用(簡単な難易度)の楽譜から。

 

ちなみに楽譜の読み方、記号の意味などはネット検索すればOK。(むしろ小難しいピアノ教本より分かり易い説明が多いですね、、、)

 

そして弾けるようになったお気に入りの曲を、次の難易度の楽譜を買ってまた挑戦しましょう。

 

有名な曲であれば、初級・中級・上級と大きく3ステップに分かれていますので、好きな曲だけで難易度を上げて下さい。

 

初級から中級になったとき、そして中級から上級になったときで、音符の数がどんどん増えますから、自然と曲のスケール感も変わります。

 

同じ曲でも、中級以上の難易度が弾けるだけで、本人や聞いている人たちの満足感は圧倒的に上がりますよ。

 

これは大人が独学でピアノを弾けるようになるためにとても大事な考え方なので、最後にもう一度繰り返しますね。

 

「独学でピアノを弾けるようになりたいのですが、、、」

 

弾きたい曲の楽譜だけ買えばOKです!

 

その曲の一番優しい難易度から、あとは毎日ピアノに向かって、コツコツ練習しましょう。

 

少しずつ、少しずつ、ですよ!

 

でも【ハノン(HANON)】だけは、、、

 

指や手首、肘の関節を柔らかくする意味で、「ハノン」はとても有効に使えますね。

 

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歴史的なくらい有名なピアノ教本ですが、あくまでも体操用として。

 

私の大好きな久石譲もピアノ演奏の本番前に、ハノンだけは机の上で弾くそうですよ!

 

(久石譲を知るならコチラ↓)

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