ピアノを辞めやすいのは小学生中〜高学年
こんにちは、ヒロです!
ピアノと向き合って早くも30年が過ぎようとしていますが、未だピアノ熱が冷める気配のない管理人です。
今回はお子さんの習い事のピアノについて、私なりの見解を批判覚悟でお話ししてみようと思います。
過去に同じようなテーマで記事を書いていますが、最終的な答えという感じで、ズバッとシンプルに極論を述べますね。
(ちなみにコチラが過去の記事↓)
習いごとの【ピアノ】を辞めてしまったら何の価値も残らないのか?〜長く習い続けたことの意味〜
まず、ピアノを最も辞めやすい年齢層は、全国的にも小学4〜6年生の時期。
私自身、そして娘と息子もピアノと向き合っていますが、毎年のように周りの友達や家族が次々とピアノ教室から去っていくのを長年見送り続けてきました。
やはり小学生高学年になるにつれ、一人、また一人、といなくなります。
「〇〇ちゃんもピアノ辞めちゃったみたい」
当時の自分の友達が辞めるのも勿論ですが、親の立場になった今でも、娘の友達が辞めたことを聞かされると結構寂しいものです。
では、なぜ小学4〜6年生でピアノを辞めるのが多いのか?
各家庭で経済的事情や引越しなど色々な理由があると思いますが、一番のきっかけはお子さん自身が意思を明確に主張できるようになるからなんですね。
「辞めたい」
「もうやりたくない」
この聞きたくないキラーフレーズを、パパやママに直接突きつける年代に突入するのです。
お子さん本人が辞めたいと主張してきたら、無理に続けていくことを強要する親御さんは少ないのではないでしょうか?
結果的に、この年代は習い事としてのピアノをあっさり辞めてしまうんです。
なぜ、小学生高学年はピアノを辞めたくなるのか?
それでは一体なぜ、小学生の高学年になるにつれてピアノを辞めたがるのでしょうか。
過去の記事で家庭事情を中心にお話したことがありますが、今回はそれとは別に、お子さん本人の視点で見ていきますね。
(過去の記事はコチラ↓)
【実情】親の都合でピアノを続けられない子供たち。その一番の理由はレッスン教室への送迎が負担になってしまうこと。
習い事の【ピアノ】を長続きさせる条件とは?親が備えておくべき考え方と環境構築のポイント
① クラブ活動
まず、小学生の3、4年生あたりから始まるクラブ活動が挙げられます。
これは学校の先生がどれだけ力を入れているかにもよりますが、忙しい(アクティブな)クラブ活動に入ると必然的に毎日帰ってくるのが遅くなりますよね。
我が家の娘は〈駅伝部〉と〈合唱部〉を掛け持ちで所属していますが、帰ってくるとすでにクタクタ。
そこからピアノの椅子に座るメンタルはもはや残っていません。
これが毎日続き、毎月続き、1年と続くと少しずつピアノから離れた生活になってしまうんです、どうしても。
② 課題・勉強
小学生4、5年生あたりになると宿題も量や難易度も上がってきます。
もはや宿題をするために家に帰ってきてるんじゃないかってくらい、夜遅くまで宿題をしないと終わらないようなボリュームを、担任の先生が躊躇なく毎日出してきます。
友達と遊ぶ暇もないくらいの課題の量ですから、ピアノを練習する暇なんてなかなか作れないんですよね。
特にピアノコンクールで入賞を狙うような子は、一体どうやって時間を捻出しているのか、、、
簡単に「両立」なんて言いますが、相当な時間管理術を鍛えていかないと、本人も家族もパンクします。
(ちなみに娘のコンクール前の生活リズム↓)
【小学生】がピアノコンクールに出場するときの生活リズムとは?〜ファイナルで受賞した娘のケース〜
練習できない > ピアノのレッスンでもちゃんと弾けない > 先生に怒られる > やる気が出ない
まさに負のサイクルですよね。
③ 楽しいことの誘惑
年齢的に幼い頃は、親に言われるがままにピアノを練習する子が多いですが、大人になってくるとそうはいきませんよ。
だって、楽しいことがいっぱいですもん、、、
テレビだって話している内容がわかるようになってくるし、漫画や雑誌だって読めるようになってくるし、YouTubeなんてもはやエンドレスな娯楽です。
結局は全て誘惑なので、これらに勝ってピアノを練習できるか、ということ。
簡単に言えば、親の目を盗んで適当にごまかす〈サボり癖〉がついてくる年代なんですね。
私自身も小学生の頃はピアノなんかよりもゲームの方が楽しかったし、ピアノ教室に通っている間に周りの友達はみんな遊んでいて羨ましかった。
「どうして自分ばっかり、、、」
「周りはもうみんな辞めたし、私も早く辞めよ」
こんなネガティブな発想になってしまいがちです。
④ ピアノの先生との人間関係
これはあまり言いたくありませんが、事実なので過去の記事でも触れています。
(コチラの記事の“相性”が該当↓)
失敗しない【ピアノ教室】の選び方は、距離・月謝・相性・レッスン形式の優先順位がポイントです
小学生高学年にもなると、もはや立派な大人の意思を持っていますよね。
自己主張ができるようになる。
場合によっては、親だけでなくピアノの先生にも反論したりしまうこともあります。
ピアノの先生も人間ですから、生理的に合わないような子は毛嫌いすることもあり、結果的にレッスンがぎくしゃくし出して嫌になる、という本末転倒のパターンですね。
親御さんの前ではとても良い人を振舞っていても、お子さんと二人きりになると物凄い形相で当たり散らすような先生も中にはいますから、、、、
私も30年前の当時は、よく怒鳴られたり、ピアノを弾いている最中に手を叩かれたり、結構怖い思いをした記憶が今でも残っていますが、自分の親にはなぜか一度も言えませんでした。
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極論は「習い続けること」
①〜④で挙げたようにに、お子さん視点で見ると、ピアノを辞めたくなる要因はだいたい決まっています。
冒頭で、今回は極論を述べると約束していましたので、結論を話します。
嫌でも絶対に辞めない。
とにかく習い続ける。
これに尽きますね。
嫌なことなんて、数え切れないほど色々あるでしょう。
忙しくてピアノなんて時間を割けない日々が続くでしょう。
それはみんな同じ、どこの子もみんな一緒なんです。
家でピアノを練習する時間がない?
OKです。
練習しなくてOK !! p(^_^)q
だって毎日スケジュールぎっちりで時間作れないんですもん、仕方ないですよそんなの。
練習しなくても良いので、週に1回のレッスンだけは頑張って行きましょう。
そこで45分なり60分なり集中するだけ。
もうそれだけでOKです。
大事なことなので繰り返しますが、
とにかく習い続ける。
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親御さんへのアドバイスとしては、ピアノの先生にしっかりとお子さんのそういった事情を話しておくことです。
我が家の例を紹介しますね↓
「娘は駅伝と合唱部で平日も週末もスケジュールびっしりなんです。スイミングも習っているので体力も本当に残っていない中で宿題も夜遅くまでやっています。」
「ですからピアノの練習もほとんどできなくなってきました。でも本人が習いたいと言っているので、練習不足になりますがぜひ続けさせて下さい。」
これでOK。
我が家の子たちのピアノの先生(=ブルグミュラーコンクールの優秀指導者受賞)も「忙しくても嫌になっても、とにかく辞めないことが偉いんですよ。」と仰って理解してくれています。
小学生で嫌になって辞めてしまった子と、嫌々ながらも中学卒業まで頑張って習い続けた子なら、後者の方が圧倒的にピアノ熱が違ってきます。
これはその子が大人になってから気づくことかもしれませんね。
でも、生涯と通して、その子が〈ピアノ〉という素晴らしい音楽の魅力を感じ、楽しめるかどうかは、このたった5年間にも満たないような習っていた期間の差なんです。
お子さんが嫌がっても、“あなた”が辞めさせない!
ご褒美を手厚くして(笑)とにかく習わせ続ける!!
親御さんの強引さも、子どもの未来にとっては時に必要になってきますよ。
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